2024年はドラマが豊作と言われていたようですね。

流行語大賞に選ばれた1月期の「ふてほど」から始まり、「光る君へ」まで、私も例年に比べると視聴本数は多かったように思います。

その中でも、私的2024年ベストは「海に眠るダイヤモンド」! ※以下ネタバレあります。

実は、6話まではリアタイしていなくて、今から追いかけようか迷っていたところ、たまたまソファでうたた寝して目が覚めた時、つけっぱなしのテレビで6話が流れていました。

「あー、これ観ようと思ってた神木くんのやつだ…」と寝ぼけまなこでボーっと眺めていたのですが、それがちょうど鉄平から朝子へのプロポーズシーンで、その素晴らしさに「な、なにこれ、なにやってんの⁉」と驚愕しました。

それで慌ててTVerや全録を遡って、なんとかリアルタイムに追いついて視聴しました。

結果として、私のドラマ視聴人生の中でもトップクラス、プロポーズ部門では第1位に輝く作品となりました。本当に観られてよかったです。

もともと近代史が好きで、軍艦島ツアーにも参加したことがあるくらい軍艦島や炭鉱の暮らし、出島、隠れキリシタン、原爆など長崎の歴史に興味があったので、このドラマを通じてさらに深く長崎の歴史を知ることができ、とても勉強になりました。

史実を学びつつ、ミステリー、ラブストーリー、ヒューマンドラマのすべてを詰め込んで、そのどれもが極上という、なんとも贅沢なドラマでした。

先述のプロポーズシーンは神木くんが提案して、恋愛リアリティーショーみたいな演出にしたそうです。

なかなか言い出せないモジモジした神木くんと、優しい相槌で促しつつ待っている杉咲花ちゃんの演技合戦が信じられないくらい素晴らしく、ようやく言えた時の二人の照れ笑いがリアルすぎて、こちらも一緒に照れてしまいました。

そのシーンを頂点として、以降物語は悲しい一途を辿っていくのですが、最終回の鉄平の生涯は辛すぎて、どうにかならなかったのか?なんとか朝子と再会できなかったのか?と最終回を見直して何度も考えました。

そして、愛や幸せは近くに寄り添うだけでなく、遠くから想うという形もあるのだと、最近じんわり思えてきました。

ラスト、結局レオと鉄平が似ていないというのもリアルですよね。人の記憶なんて、結局そんなものです。

どんなに大切な人でも、何十年も会っていなかったら顔も忘れてしまいます。

クスっと笑える面もありながら、同時にすごく切ない話であり、少し諦めもつくような気持ちになりました。

スケールも大きく、俳優陣も音楽もすべて良くて、私はVIVANTよりも全然好きだったけれど、視聴率的にはあまり振るわなかったようですね。でも、数字だけがすべてではありません。観ていた人たちの心に深く刻まれたドラマだと思います。