9年前の忘れ物 | haruうらら ~高橋大輔応援ブログ~

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頑張る大ちゃん、ず~っと応援!!
かなだいLOVE!!

あの日あの場所へ

置いてきてしまった忘れ物

9年も経ってこんな形で見つけるなんて。

 

あの頃のわたしに言っても

きっと信じないでしょう。

 

 

 

3月

フィギュアスケートの世界選手権は

桜満開のさいたまで開催されました。

 

その世界選手権を

通し券で観戦するという

(400レベルのB席だけど)

わたしにとって

一生に一度あるかないかの贅沢は

思い出せば今も胸が高鳴るほどの

素敵な体験となり、

実質タダと言ってもいいかも!

 

ご存じのように、

三つのカテゴリーで

君が代を聴くこともできました。

 

日本にとって

素晴らしい結果の大会となりましたよね!

 

改めまして、

りくりゅう、かおちゃん、しょーまくん、

おめでとうございます!!

 

結果も含め

世界のトップスケーターが集う

あの場にいられるだけでうれしかったですし

有名無名、国籍問わず

全ての選手への

リスペクトに溢れた会場の雰囲気は、

予想をはるかに上回る幸福感で

わたしの心を満たしてくれました。

 

選手名のコールとともに

観客席にワラワラと現れ

揺れる各国の国旗。

 

演技前の

頑張れ!の熱い拍手。

演技中の

もう少し!の温かい拍手。

演技後の

すごい!の賞賛の拍手。

ありがとうの万感の拍手。

 

そして、歓声。

 

時には立って讃えられる風景もありました。

 

会場を見渡し、

うれしそうに手を振る選手。

 

その様子に

なんだか、

わたしの気持ちも

ほっこりジーンと

温かくなるのでした。

 

もちろん、

誰がどんな想いで拍手していたとか

わたしの勝手な想像でしかありませんが、

気持ちよく演技をさせてあげたい

と、願う空気が確かにありました。

 

そうそう。

かなだいのリンクメイトの

フィリピンとアゼルバイジャンの国旗も

たくさんフリフリされていましたよ。

 

フィギュアスケートでは

マイナーな国の国旗まで

ちゃんと用意しているとは

日本のスケオタさんスゲーと

感動しまくりだったことも

付け加えておきます。

(*´▽`*)

 

 

さて。

話は16年前にさかのぼり、

2007年の世界選手権のこと。

 

その年も日本開催でしたが、

素晴らしい演技の連続で

特別な盛り上がりがありましたよね。

 

中でも、

フリーで1位となった

高橋大輔の「オペラ座の怪人」では、

演技後のTVの画面越しにも伝わる

地鳴りのような歓声を思い出します。

 

そうなんです。

 

あの頃のわたしは、

フィギュアスケートは

わざわざ表情もわからない現地で観るより

TVで観る方がイイに決まっている!

と思っていたのです。

 

現地でしか感じられない空気があると、

ようやく気付いたのは、

アイスショーを

いくつか

現地で観るようになってからでした。

 

「ああ、わたしはどうしてあの瞬間、あの場所にいなかったのだろう!!」

 

大ちゃんのための

あの地鳴りを起こす一員になれなかった

その後悔を

払拭するチャンスが巡ってきたのは

2014年。

 

世界選手権が

日本のさいたまスーパーアリーナで

開催されたのです。

 

けれど

傷だらけの大ちゃんが

出場することはありませんでした。


そして、

空っぽになった心を隠すように

髭とメガネで武装して

引退会見の日を迎えたのでした。

 

日本のファンのたくさんの拍手で

次へ送り出してあげることも

できないままに。

 

わたしの後悔は

払拭されるどころか

さらに大きくなりましたが

一方で

歌子先生がおっしゃっていた通り、

奇跡はきっと起きる!

と、信じてもいました。

 

 

「大輔のスケートはまだ完結してはいけなかった

大輔の内側であの結果をゆっくり熟成させ

また立ち向かう強い力が宿った時

新たな奇跡を起こすのではないか

どんな場面なのかはまだ分からないけれど

満場の喝采を浴びている

そんな場面を見られる日まで待っています」

(ソチ後に放送された『ウチくる』より)

 

 

 

LOTFや氷艶の大成功を見た時、

これこそ

歌子先生の言っていた新たな奇跡の瞬間だ!

と思ったのですが、

高橋大輔の物語は

凡人の予想の遥か斜め上でした。

 

いや、

LOTFや氷艶だって

十分斜め上だと思うのですが。

 

まさか!

9年後に!

現役選手として!

世界選手権に出場して!

奇跡を起こすとは…!

 

いえ。

奇跡ではなく

これは必然。

 

 

 

 

9年も

熟成させている間には

いろいろなことがありました。

 

 

インスタを始めました。

きっかけはテンくんのショーでした。

NYへ語学留学しました。

そこでの出会いが

スケートへの向き合い方を

気付かせてくれました。

キャスターにも挑戦しました。

エンターテインメントへの

興味が膨らみました。

フロアダンスにも挑戦しました。

ライブでパフォーマンスする感覚を

思い出しました。

セリフも歌にも挑戦しました。

自らの可能性を見つけました。

後輩スケーターから刺激をもらい

復帰を決めました。

かなだいを結成しました。

生きていく道が見えてきました。

 

こうして

少し書き出しただけでも、

何一つ無駄にしていないことがわかります。

 

2014年の世界選手権の欠場も

あの時のつらい経験も

その時のケガも

 

ああ!そういうことだったのか!

 

と、膝を打つような

必ず意味のあるものに変えていく。

 

意味のあるものに

出来るかできないかは

自分自身。

 

だからあれは

奇跡ではなく必然なのです。

 

そんな瞬間に度々出会うから

高橋大輔の人生応援団を

わたしはやめられないのです。

 

 

 

桜咲く3月。

 

9年前、

さいたまへ置いてきた忘れ物は

見つかりました。

 

おかげさまで

わたしの後悔も

すっかり払拭されました。

 

そして、

現地で感じた

地鳴りのような歓声は、

TVのそれとは

全く違うことも知りました。

 

それでも

16年前に演じたオペラ座の怪人を

アイスダンスの

オペラ座の怪人として完成させた

その演技は

改めてTVで見ても

心を動かされます。

 

16年前と変わらない

くしゃくしゃの泣き顔と一緒に

かなだいのフリーダンスは

観た人の記憶に

深く刻まれたはずです。

 

さいたまスーパーアリーナにも咲いた

満開のかなだいバナーの桜の中で

喝采を浴びている二人がいる風景は

わたしにとって一生の宝物。

 

その光景を見られて

本当に、本当に、幸せです。

 

最後に。

 

哉中ちゃん、

大ちゃんを

アイスダンスの世界に誘ってくれて

ありがとう!!

 

 

 

 

 

 

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