日本書紀巻第廿六、斉明天皇のところに書いてある童歌。




これを訳してみたくなった時がありました。

できませんでしたが。

以前、ちらっとブログのどこかに書いてあります。


そして今、また訳してみたい欲求が再熱。

今度こそ解読したい歩く







〜⑧酒は百薬の長〜です。

サブタイトルは、「人生は短く、酒に酔うのも短い方がいい。」


「人生は短く、術のみちは長い」

ヒポクラテスの誓いです。

後にまだ言葉が続くのですが、深みがあってかっこよいです。

ヒポクラテスは古代ギリシアの医者。


この人、リキュールも発明したんですって。

ワインに薬草を入れて作ったそうですよ。

薬草系リキュールの元祖みたいなことかな。

用途としては病人に対しての飲み薬的なものですかね。

リキュールはラテン語で

「Liquefacere」(リケファケレ)

こいつも「理歌理鵝」っぽいんですけど。

まぁ、ひとまず脳内の隅に置いとこう。


薬草系リキュールに入っているハーブを調べてみたんですが、リコリスも没薬も使われているんですよね。


健康に良さそう。



1️⃣麻比邏矩都能
倶例豆例於能
陀乎邏賦倶能
理歌理鵝

2️⃣美和陀騰能
歌美烏能
陀烏邏賦倶能
理歌理鵝

3️⃣甲子騰和與騰美烏能
陀烏邏賦倶能
理歌理鵝

1️⃣マァー ピィー ルゥオ ヂイー ドォウ ナァン
 ジィー リー ドォウ リーイー ナァン
ピィー トゥオ フゥー ルゥオ フ ジィー ナァン
リ グゥー リ ウー

2️⃣メェイ フウー トゥオ タァン ナァン
リ ゲー メェイウー ナァン
ピィー トゥオ ウー ルゥオ フ ジィー ナァン
リ グゥー リ ウー

3️⃣ヂイア ヅゥ タァン フゥー シイン タァン メェイウー ナァン
 ピィー トゥオ ウー ルゥオ フ ジィー ナァン
リ グゥー リ ウー


1️⃣番の歌詞の翻訳を頑張ってみる。

まずは2行目までをインスピレーションで。
「麻比邏」マァー ピィー ルゥオ =バニラ?
矩都能」ヂイー ドォウ ナァン =シナモン?
「倶例」ジィー リー =ベリー?
豆例於能」ドォウ リーイー ナァン =ダンデライオン(たんぽぽ)?
あ、もしくは「倶例豆例於能」=ジュニパーベリー?

「麻比邏」マァー ピィー ルゥオ =バニラ
いい感じに韻を踏んではいるよね。
ギリシア語だとVauilia(ヴァニリア)
でも、年代や産地の場所が違うから候補から外す。
残念悲しい

次に考えたのは、
ラテン語で「Opium」(オピウム)
アヘンです。
ギリシア語で「Opion」(ケシの汁)が語源

アヘン については
そこそこ調べてみたけどあまり説明する気にはなれません。
ただ、その際に、
「車にポピーの芳香剤って懐かしいなぁ。バニラの匂いのやつだ。」
「なんだか変な歌も見つけちゃったなー。ポピーって響きは可愛らしいし子ども向けみたいだけど、歌詞よく読むと中毒者か?みたいに感じちゃうな。うわ、映像もなんかこわい。」
などなど、知ると違和感のある事って世の中結構みつかりますね。
深く知るべきでは無いのでしょうね。

プチ雑学。
あんぱんのあんの見分け方で、表面にケシの実が乗っていたらこしあん、黒ゴマならつぶあんらしいですよ。

「麻比邏」マァー ピィー ルゥオ は、後回しにします。
もしかしたら「麻比邏矩都能」で1単語かもしれないので矩都能」ヂイー ドォウ ナァン も後回し。

倶例豆例於能」ジィー リー ドォウ リーイー ナァン
これは、
Juniper berry(ジュニパーベリー)
セイヨウネズの実
かなぁ。
ジンの香りの元とのこと。
ケルト語 Juneprus 
ラテン語 Juniperus
「渋い」「若い果実」という意味だそうです。
うーん
ナァンが余計だなー。
倶例」ジィー リーのみでジュニパー(=ネズの実)の意味になるような気がするなぁ。

「豆例於能」 ドォウ リーイー ナァンは
たんぽぽ
ギリシア語 Pikralida(ピクラリダ)
うん。全然違う。
英語 Dandelion(ダンデライオン)
お?
ラテン語 Leontodon(レオントドン)
Dent de lion 「ライオンの歯」が由来だそうです。


まぁ、数を数えてるんじゃないかなぁとも思うのですが。
倶例豆例 ジィー リー ドォウ リーで
「1つ2つ」みたいな。



とりあえずはハーブ名縛りで考えてみてます。




〜⑨月が「玉兎」で太陽が「金烏」〜
へ続く{emoji:634_char4.png.びっくりマーク}