日本書紀巻第廿六、斉明天皇のところに書いてある童歌。
これを訳してみたくなった時がありました。
できませんでしたが。
以前、ちらっとブログのどこかに書いてあります。
そして今、また訳してみたい欲求が再熱。
今度こそ解読したい
〜⑥浪漫〜です。
さて、どこから浪漫を感じましょうか。
やはり、「リゲーリウー」じゃないかと。
ここで仮説其の二、
[全て名詞ではないだろうか]
これを踏まえてリゲーリウーってなんだと思います?
口に出して言ってみると割と直ぐに候補が思い浮かびます。
「リコリス」
リコリスの別名「スペインカンゾウ」
「甘草」です。
他に、リコリスで検索すると「彼岸花」が出てきます。
どちらでしょう。
日本にあるほうだと「彼岸花」
浪漫を感じたいなら「甘草」ですかね。
古くから薬用植物として使用されている歴史がありますし、甘みがあるのでお菓子としても使用されてます。ヨーロッパや北米で親しまれてるそうですよ。ただ、日本人には馴染みが無い味みたいです。
「リコリス」
英語だと「Licorice」
ラテン語だと「Lycoris」
ギリシア語だとちょっと読めない。
↓各国のリコリス
割と「リゲーリウー」っぽくないですか?
てか、漢字まんまの「理歌理鵝」もリコリスっぽく読めちゃいますよね。
こじつけっぽいですかね?
それでも、「理歌理鵝」の正体候補暫定1位。
過去という未知なる世界の追求。
浪漫しかないっ。
「リゲーリウー」を「リコリス」だという事にしたら、次に気になりますのは
2️⃣番の2行目、「理歌美烏能」
「リゲーメェイウーヌオン」です。
連鎖して、3️⃣番の1行目に「美烏能」があるのも気になります。
「理歌」と「美烏能」は分けても意味が成立するということですよね。
「理歌」とは何か。
それは、リコリス「理歌理鵝」も
「理歌」と「理鵝」に分けれるということになる。
「甘草」は、ギリシャ語glycys(=甘い)とrhiza(=根茎)の合成語とのこと。
「彼岸花」は、学名こそLycorisなんだけどそれらしい記述は探せてない。
ここで、「理歌理鵝」が
「甘草」でも「彼岸花」でもない別の何かだという考えをする。
あ、調べ直したら
「リゲーリウー」より「リグゥーリウー」のほうが発音近いかも。
次回から直そう。
古ケルト語で「Li」は「白い」って意味らしい。
ケルト語は、インド、ヨーロッパ語族の語派のひとつで、元々ヨーロッパに広く栄えていたケルト人によって話されていたが、ローマ人やゲルマン人に追われ現在は少数言語となっているそうな。
植物でもうひとつ、似た名前が思い浮かびました。
リリー「百合」です。
ラテン語だと「Lilium」
古ケルト語の「Li」(=白い) 「Lium」(=花) だそうです。
ギリシア語では「Leirion」(リーリオン リリオン)
「甘草」「彼岸花」「百合」
どれもそれっぽい。
では、「理歌美烏能」は?
「能」は「ヌォン」より「ナァン」が近い発音みたい。
「リグゥーメェイウーナァン」
なんだろう。
〜⑦「千夜一夜」ならぬ、「移り気朧夜」〜
へ続く