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山のこと

平日のこの日、玄関をあがって左手の個室を

2人で使わせてもらうことに。


見ていると、部屋割りは組み合わせに配慮しているようで

これは有難いこと、隣は男性のみが4人ほど、お向かいはご夫婦。


敷き布団と大きめのシュラフ、枕が6人分セットされた部屋。

窓からは雲ひとつないプルシアンブルーの空に星を一つ眺める。


受付の奥の食堂からは槍の穂先が見える。

数種類の野菜中心のおかずの中で、卵と麩の炒めものが

美味しくて帰ってから自宅でも作ってみた。


食堂からの帰りに上高地ワインの赤を1本買って

一杯づついただく。残りは翌日、蝶ヶ岳ヒュッテに早く入って

景色を肴に呑むのだ。


就寝時には冷え込んで、シュラフ1枚では眠れない。

薄いダウンを着込んだものの寒くて、お隣のシュラフを借りて

上から重ね掛け。

翌朝聞いたらダーリンも寒くて二枚掛けだったらしい。

(蓑虫みたいにシュラフの中で縮こまっていたと言われたけれど

この夜は寒かった)


水は無料、男女別の洗面所(隣合わせではなく離れたところに

ある)、女性用トイレの中には一人用の更衣スペースあり。

そのトイレはもっとも奥まったところにある。




おしりが痛い。


折れていたら歩けないと言うダーリンの言葉に

素直にだまされて(骨折は初めて)、

さらに2日間歩いて無事下山したものの痛みは尋常ではなく、

やはり骨折を疑わざるをえず病院へ。


あなたのは分かりやすい骨折ですね、と医師に言われてしまった。


一週間経つけれど、今もすっごく痛い。

寝返りの度に痛みで起きてしまい、処置のしようがない骨折の

割には痛みはホンモノ級です。


ただ、痛みが和らげばトレーニングも来月の山行きもOKですって。



ところで、ダーリンからは下りはいかに集中力が必要か

身にしみただろう、山女、一歩前進だと激励されました。


確かにその通り、初心にかえって体力作りと緊張感の持続が

いかに大切かを身をもって学びました。


ダーリンには優しい言葉を掛けてほしかったから

ちょっと寂しかったけれど、照れ屋だし、胸の内では

私の怪我にリーダーとしての一半の責任を感じているだろうから、

イテテテ、それを思うとやはり申し訳ない気持ち。


好奇心旺盛で物識りのダーリン、山では野鳥にラブしています。

遠くから少しだけ覗く姿と鳴き声で種類を特定できます。 


そのかわいらしい姿を留めたいとカメラを向けますが、

野鳥はなかなか現れてくれずそれがまた

ダーリンの憧れを強くするみたい。


前常念岳の手前でライチョウの番いをカメラに収めた時は

かるく達成感を感じている様子。


鳥ほどかわいくない人間のひがみだけど、私のことを

もっと見てほしい。野鳥の半分ほどもかまってくれないの。