抗ガン剤をやると決め、早速かかりつけ病院に連絡し、日程を決めた。抗ガン剤投与の日まで色んな方のブログを見たりして震えて過ごした。なぜこうもブログに書く人は(検索上位に来ている人は)ひどい症状の人ばかりなのだろう犬

そういえば手術後はひどい下痢に悩まされた。何か口に入れればすぐ便意。しかもこらえる力が非常に弱くなっていていつか漏れる!いつか漏れる!と恐怖におののいていた。食事中、何度トイレを往復したか。外出中は大変だった。コンビニのありがたみを強く実感した。
夜寝ていても強い便意で起こされ、済ませた後はお尻がヒリヒリで寝付けず寝不足の日も多かった。敏感になってしまった尻を恨んだ。

抗ガン剤を始める前に、きちんと体に薬が回るようにポートと呼ばれるカテーテル装置を体に埋め込むとのことだった。(キーホルダーに付けるちっちゃなライトみたいなやつ)そのための手術をする。私の場合は右腕のひじ上あたり。やな手術だった。メスで切り開いて埋め込むのだが中途半端な麻酔の効きでピリピリ痛く、外す時にもこれがあるかと思うとゾッとした。

数日後、抗ガン剤当日。
薬剤名は忘れてしまったが点滴2種、飲み薬1種の計3種。血圧やら血液の検査をおこない、問題が無ければ投与という流れだった。で、この前埋め込んだポートのところに点滴を刺し(これが毎度痛かった)抗ガン剤投与用の部屋に行く途中の薬の窓口で抗ガン剤をもらい部屋へ向かう。入院していたが、この部屋に来たこともなかったので知らなかった。リクライニングの椅子が2脚とベッドが5組。先客はおらず、優しそうな看護婦さんにどこでもいいと言われ窓際のリクライニングを選んだ。緊張した。

まず吐き気止めの薬を飲み、薬でない点滴を投与、その後抗ガン剤の登場。(おかしなものでこうしてブログを書いているだけで軽く思い出し吐き気がしてくるw続けます)この抗ガン剤の液体が何だかキラキラしていて強そうなんだけど体には悪そうな雰囲気がプンプンで…。そしていよいよ投与開始。暇だからと本を読みながらだったが、特に変化はなかった。途中、薬剤師が来て大変だけどやれば確実にサイコロの目は減るからと励まされた。信じるしかない。大体半日で抗ガン剤の投与通院は終了した。点滴中はおしっこがよく出ることを学んだ。車での帰り道も特に変化は無く、お腹が減ったのでそばを食べて帰る事にした。しかし一口食べたその瞬間、味覚に変化が出ていた。やけに冷たく、変な味がした。そして自宅に帰って仕事をしていると突然手先がビリっと反応した。はぁ、こうやって始まるのねと嫌な気分になっていった。吐き気はまだなかった。