2014年12月中旬、ついに退院。
先生、看護婦さんから退院後の生活、
栄養士さんから食事についてのレクチャーを受ける(腸閉塞に関するケアが中心)。そんなに怖いんだ腸閉塞…。果物の柿がダメだなんて。
病室食はお世辞にも美味しいとは言えなかったので美味しい食事がしたい気持ちは強かった。

年末に退院し、仕事も何とかこなしつつ、食事内容も言われた通りに進め、運動も続けた。初めはひどく体力が落ちていて動くのも大変だったが徐々に回復していった。大腸手術後の食事についての本も買い(便利な本があるもんだ)パッとしない食事を続けた。元来小心者がゆえ、大病した反省と腸閉塞の怖さで真面目に取り組んでいた。嫁も私の食事、子供たちと自分の食事の2パターンを用意する形になり苦労を掛けた。

しばらくして、病院から検査の結果が出たと呼ばれた。退院して一安心していたが、甘かった。ここからが試練の入口だった。

席に着き早速先生が話を進める。リンパ転移ありのステージⅢbです。しかも低分化型です。

退院後もネットで色々調べ、リンパ転移は良くないことはわかっていた。その数によって段階があることも。しかし、数の言い方は病院によって違うのかもしれないが一定の範囲内に3個という話だった。ステージ的には体に癌が残っていたり、転移の可能性がある状況とのこと。しかも低分化ということで再発のしやすさもアップアップ!とのことだった。期待していた結果とはならなかった。そう簡単に許してはくれないんだな。軽く絶望し、また泣いた。とにかく癌には良く泣かされるよ!

先生が話を続ける。ということで大事をとって抗ガン剤を始めましょう。いつからにしましょうかね~。今週はもう日がないからゴニョゴニョ…ちょちょちょっと待て待て。やるって言ってないでしょ!ネットで拾った情報によると抗ガン剤はキツイ、効果ある人は約3割、ということが書かれておりかなりうがった見方をしていた。正直やりたくないなと。結局どちらにも決めきれない私はセカンドオピニオンをすることにした。客観的に判断したかった。しかし、私の主治医は今思うと説明が下手で分かりづらい人だった。