時代劇につっこもう!悪玉万歳!パート2 | 悪代官と愉快な仲間たち

時代劇につっこもう!悪玉万歳!パート2

今回も、水戸黄門の例に、悪玉の味方となって時代劇につっこみます。

悪事をはたらく皆様にとっては、いつ来るのかわからない水戸黄門の
一行は非常にやっかいな存在ですね。
前回は、黄門様ご一行がテリトリーを何事もなく通過させるための
考察をしてみましたが、ストーリー上、どうしてもちょっかいをだされて
困っている町娘とか、ごろつきに襲われてる町人とか…そんな場面に
出くわします。黄門様一行が出くわさない場合でも、伏線として
弥七とかお銀が別行動でかかわっちゃいます。

そして、決まって「よかったら、この爺に訳を話してくださらんか?
と、やんわり事情聴取を始めるわけです。
やたらとカンが良い黄門様は「これには何か裏がありそうじゃな」って事で
情報収集が始まります。凄すぎです。一行は旅する刑事集団なのです。

まずは、悪玉の皆様、悪巧みの打ち合わせには細心の注意を払って
ください。どうやったら入れるんだ?と思うような天井裏に、弥七とか
お銀は簡単に入り込みます。まるでネズミです。
おんぼろ長屋とかならまだしも、武家屋敷なんて高級な住宅なんだから
屋根裏への進入路は徹底的に塞いでおきましょう

それから、料亭なんかを使うときは、お銀が芸子や芸者になって
話を聞き出そうとします。「見ぬ顔じゃなぁ、近う寄れ」などと
新しく入ったばかりの娘に興味が沸くのはわかりますが、そこは
少々不細工でも顔馴染みの芸者を呼びましょう

まあ、何だかんだ言っても、黄門様の一行は核心に迫ってきます。
結局は、「ひかえおろぉぉう!この紋所が…」と始まります。
悪玉の皆さん、よーく考えてください。何故そこでひれ伏す?
時代が時代なんですよ。目の前にいるのは「先の副将軍(昔は中納言)」
って事は、副将軍まで経験したすごく偉い人…その人の事をさっきまで
田舎ジジイ」呼ばわりしていたじゃない。これ言っちゃった時点で
役付の悪玉だったら切腹は間違いないんじゃないの?
最後に「沙汰があるまで…」なんて言ってるけど、執行猶予なんて
ある訳ないでしょ、切腹決定だよ。

って事で、命が惜しかったらダメもとでもう一度斬りかかるか、
なんとしても逃げるしかないでしょ
。もしかしたら意表をついて逃げ
果せるかも知れないよ。夜だったらラッキー、その時代は、夜は
真っ暗だから、闇に紛れて逃げられる確率アップ(だいたい昼間だけど)

じゃなきゃ、その場で切腹するのが潔しでしょ…悪玉なりにも、
武士の端くれってプライドを見せてかっこよく終わろうよ。
悪玉万歳!って叫びながら…

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