その日、今から数日前の、2月22日水曜日、モミの木クリニックにて私は、栄養士先生が作ったと思われる、壁掛け新聞を見詰めていた。

 すると、疑問点が湧きだし、私は、思わず、受付の女性二人を捕まえて、是非とも、先生の指導を受けたい、といった。

 そして、先生が出て来て、その、壁掛け新聞の前にての先生の渾身の指導となった。

 食べ物には、主食・主菜・副菜といった、その食事の、必ず食べたら良い、セオリーの様なものがある。そして、その、いずれもが欠けて、食べないと、栄養がかなり偏るようになる、という。

 それから、先生に、私は質問をした。何で、この絵では、梅おにぎりをやめた方が良くて、パンの、サンドイッチを進めるの?逆じゃないの?と聞いた。

 すると、先生は、この場合、ご飯だけだと、野菜が足りなくなる。それに梅干しの塩分過多もバランスが悪い。

 しかし、サンドイッチには、サラダ、レタスなどの葉物野菜が割かし豊富であり、これが、ビタミンやミネラルが良く、どうしてもこちらを勧める、という。

 私は、へえ、とうなずき、そんなもんかねえ、といった。

 それから、ご飯や糖質(こちらは聞き間違いかな、お肉、お魚は)等々を分解して消化するのには、ビタミン類が本当に必要であり、該当するのが、ビタミンB類であり、豚肉も良いんだよ、牛は少ないですねえ、と仰る。

 そして、バランスの取れた、何でも、まんべんなく、糖質だけでなく、他のものも積極的に摂って欲しい、という。

 私は、先生の言い分に、充分、理や利があるのを見て、納得して、先生の授業とも呼べる、指導を受けようと思ったので、別室にて、体重計に乗り、先生に計ってもらった。前よりもだいぶ痩せましたね、と言われた。

 そして、その後、院長先生の診察を待つ間、先生は、今日は、栄養指導も予約が重なり、或いは、今日は無理になるかも、と言い、実際に実現せず、しかし、先程の簡単な指導、講義でもかなりわかって良かった、と思った。