それら、お菓子を大量に抱えたまま、それらの袋をブリヂストンの婦人用自転車の前カゴに大事に仕舞い入れて、今度は、母の為に行った認知症サポーター養成講座で過ごした、あの懐かしい日のように、今度は私は、又、郡山市中央図書館へ入って行った。

 そして、本を借り、CDも借り、出て来た。大分、日が沈み、外は暗かった。

 そして、今度も又、「安高通り」とも呼ばれる、「文化通り」を西に向かい、途中で、性懲りもなく、「auショップ大槻店」にて、軽く、私のまだ知らないスマホの使い方、判らない操作方法を、まだ私なんかよりも一回りも二回りも年が若い、男性店員に、言葉丁寧に、親切に教えて頂き、私はまた新たに、使用手順、使い方の新発見をして、有難う御座います、との言葉を残し、その店を出て来た。店員さんは、自動ドアすれすれまで私を見送り、深々と礼をしていた。私ももう一度、敬礼した。

 それから、家に帰り、前の日にコンビニで買っておいた、今は忘れたが、美味しい食べ物を平らげ、遅い夕べの勤行をして、眠りに着いた。いい気分であり、その日一日の、出来事が、何か、自分の生活、人生の中で、何か良い傾向の予感を、ひたひたと感じ、実感した夜であった。