もしなんじらが、わがしもべ〈ムハンマド〉に下した啓示を疑うならば、それに類する一章を作ってみよ。もしなんじらが真実なら、アッラー以外のなんじらの証人を呼べ。もし、なんじらができないならば、いやできるわけもないのだが、それならば、人間と石を燃料とする火獄を恐れよ。(聖クルアーンニ章二三~二四節)
上記は「コーランと同等のものを作れるなら、一章でも作ってみよ。」という挑戦の一節です。
つまりは、「コーランほどのものを、神以外のものが作れるわけがない」ということを言っているものです。
コーランを知らない人は「え( ゚ ▽ ゚ ;)??」って感じですよね。
文章追加すればいいだけじゃん、っていう。
でも違います。コーランはありとあらゆる面で完璧にできています。
一文字追加したり、削除したりすると、この完璧性が崩れるようになっているんです。
例えば、数字の奇跡。
例えば「ヤウム(意味:日)」という単語は、単数形ではコーランの中に365回あらわれます。
これの子数形(ヤウマイン)と複数形(アイヤーム)は30回あらわれます。
この365と30という数は、それぞれ1年と1ヶ月に含まれる日の数に一致します。
「サナ(意味:年)」とその複数形はコーランの中に19回あらわれますが、これはメトン周期(太陰暦は太陽暦に対して毎年1日ずつずれていくので、19年で元に戻る。こえrをメトン周期という)
の19年と一致しています。
「七つの天」という表現はコーランの中に7回あらわれます。
「この世」という単語はコーランに115、「あの世」という単語も115回あらわれる。
この2つの単語は常に並んで使われるわけではないので、不思議な一致です。
また「天使」と「悪魔」も同じ回数88回あらわれます。
その他にも、多くの対立する2つの言葉(希望と恐れ、熱と冷、あるいは類似の言葉、木と植物、太陽と光、慈悲と導きなど)が同じ回数コーランにでてきています。
「海」という単語は32回、「地」という単語は12回あらわれますが、これは地球上の海と陸の面積の比率と同じです。
上記のほかに、19という数字にまつわる不思議もあります。
これは次回。
参照:ムハンマドの奇跡とコーラン