さて絵本紹介「おさるとぼうしうり」
フリーマーケットで見つけて購入。
見たことがない絵本だったが、決め手は訳者が松岡享子さんだったから。
一つ50円のベレー帽を頭に垂直に重ねて売り歩く行商人の男。
帽子の色はねずみ色、茶色、水色、赤。
売り歩くも、さっぱり帽子は売れない。
一番の売れ筋は赤いベレー帽だと言うのに、赤さえ売れない。
男は疲れて木のそばに腰を下ろす。
84年前のお話である。
赤いベレー帽を欲しい人は、漫画家志望のジャイ子さんしか思い浮かばないが、、
休んでいる男のもとに突然猿が現れて、ひと騒動が起こります。
さあ、どうやってピンチを乗り切るのか?
不思議な読後感と、自分の住む街にもこの行商人が帽子を売りに来てくれないかな?と、思ってしまう絵本です。