飼い主さんと動物の
架け橋を作り支える獣医師
かわの わいちろう
です

 

 

 

はじめましての方は

獣医師《かわの わいちろう》について
ご覧下さい。

 

獣医師 《かわの わいちろう》について

 

 

《獣医師かわの わいちろう》

 

◆飼い主さんに寄り添って20年

◇町医者(総合診療医)だからこそ出来る事がある

◆獣医療をより身近に感じて頂けると幸いです

 

飼い主さんにとって、動物にとって

自分の経験を活かし何か出来る事はないか。

 

飼い主さんと動物の架け橋を作り支える為に

 

現在獣医師臨床現場その他も含め活動中

 

 

 

型にはまらないパターン 

 

 

診療していて、

型にはまったような

わかりやすい病気・治療ばかりでは

ありません。

 

 

 

 

例えば骨折なら、

レントゲンではっきりと診断がつき、

ギプスなのか手術なのか、

治療がうまくいくいかないは別として、

方向性はある程度決まってきます。

 

 

そうでは無いパターン、

  • え?こんなのあんまり見たことない、、、
  • これ何でこうなってる??
というような症例も
少なからずあります。
 
そんな時、
獣医師の先生たちは
どうしているのでしょうか?
 
 
 

 

新人の頃の私の場合 

 

 

私が新人だった頃の慌てっぷり

今でも印象に残っている例を紹介します。

 

 

カルテに書かれた主訴は

猫の眼の周りのただれ。

 

診察に入る前に予備知識を入れるべく、

短い時間ですが、本を開きます。

 

 

猫カゼをはじめとした、

結膜炎の目ヤニによるもの、

つまりは炎症性のものですね。

 

そのほかに似たような症状の写真

目に飛び込んで来ました。

 

自分の免疫が眼の周りを攻撃して

眼の周りに炎症が起きる、

免疫介在性のものです。

 

 

 

 

  • 見た目そっくりやん!
  • どうやって区別する!?
  • 患者さんをこれ以上待たせる訳には行かないし、、、

 

と、とても焦った記憶だけが

今でも鮮明に残っています。

 

 

 

 

想定と違う結果の時、、、 

 

 

流石に今では、

主訴の段階で焦る事は

ほぼありません。

 

飼い主さんと話し、

頭の中にある候補となる病気

絞り込んでいくための検査を

進めていきます。

 

 

 

 

それでも自分が思い描いた

病気と違う結果が出た場合、

なんだなんだ?

となり、飼い主さんに説明するべく、

いろんな本を開いて調べる事も

多々あります。

 

もちろん焦ってます(笑)。

 

 

 

 

診察室の裏では必死に調べ物をしてるかも 

 

 

町医者をはじめとする

私のような総合診療医の場合

あらゆる病気を広く浅くカバー

する必要があります。

 

知らない事やうろ覚えなもの、

名前しか聞いたことがないものなど、

たくさんあります。

 

 

 

 

検査結果をもとに、

たくさん資料を見て確認する、

これはどの先生でも普通に

行うことだと思います。

 

そうして頭の中で情報を整理し

飼い主さんを診察室に迎え入れ、

結果や方針を説明するわけです。

 

 

 

 

専門医を悩ませる症例もある 

 

 

これは、

総合診療医に限った事ではない

と思います。

 

専門医であっても、

その分野を100%全てカバー

するのはとても難しいと思います。

 

私のような総合診療医がわからないことを、

専門医に相談して、

その専門医を悩ませる事も

過去に何度かありました。

 

どんな分野の先生でも、

見たことのないような症例というのは、

必ずあるものなんです。

 

 

 

 

往診にはキャリアが必要 

 

 

私は通常の病院業務のほか、

往診業務も行っています。

 

往診には本などの資料を

持っていく事はできません。

 

往診道具だけで

腰がやられそうな重さだからです(笑)。

 

 

 

 

そして、目の前には常に

飼い主さんがいらっしゃいます。

 

そう、往診では裏で調べるという

ことが出来ないのです。

 

そう言う意味で往診においては、

  • 様子を見て良いレベルかどうかの判断
  • わからないものはわからないと言える度量

これらのために、

往診はできる事が限られている反面、

判断のために相当量のキャリアが必要な

診療業務だと、改めて痛感しています。

 

 

 

 

最後に 

 

 

とある往診での話しです。

 

ある病気に対してあらゆる施設で、

あらゆる治療がなされ、

結果が伴わない子の往診依頼がありました。

 

正直に、

  • 今の私には何かしらの方向性すら提示できないこと
  • この件は持ち帰らせてほしいこと

これらを飼い主さんに伝えました。

 

 

 

 

この子に関しては、

色々な先生に相談し、

試験的な治療を開始しています。

 

 

獣医師も人です。

わからない事も必ずありますし、

忘れてしまう事もあるでしょう

 

わからないからといって、

とりあえず対症療法を実施する事は

一つの手段ではると思いますが、

病気に対して追求、探究する気持ちを、

何歳になっても忘れないように

やっていきたいものです。

 

 

次回のブログは、3月6日(水)更新予定です。
 
 
獣医師 かわの わいちろうを
よろしくお願いします!
 
 

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