前回は、この日2回目の降臨し、地図中 D~F 蟻地獄から脱出に成功。




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 本当はできるだけ西に行きたかったんですが、たまたまおっちゃん降臨した場所が右折レーンの角っこ。仕方なしに東へ向かいます。



あひゃ~!きもちい~!



 全身汗まみれなおっさんは気化熱を存分に排熱しながら、ガソリンスタンドを探します。


ありました!Chevron! 1マイルは大げさかも知れませんが、1kmはありましたかね。あそこ(地図中 F)からこの上り坂でこの距離は地獄です。とにかく給油給油!


 …いま冷静に考えるとですね、満タンにする理由はこれっぽっちもなくて…、アレですね、興奮してしまってつい、入れてしまったのがハイオク3.8ガロン。このタンクは5.5ガロン入るんで、降臨したおっチャンが入れてくれたのが、2ガロン近かった訳ですね、たぶんレギュラー。 ハイオクが欲しかった。 こんな事言っちゃいけないんですよ?レギュラーだってれっきとしたガソリンな訳で、オクタン価がちょっと違うだけなんですってば。無意識にハイオクでレギュラーを薄めたかったのかと…。人の親切を…なんだと…思って…。 でもやっぱりありがとう!おっちゃん!



 伝票記載のタイムスタンプでは、10:44:05となってます。はい、どうやっても11時には間に合いません。もうどうにでもなれです。フリーウェイではリアブレーキがアレなので、下道で Iwilei St. まで行きます。そこが スズキのディーラー
です。オアフ島ではセーフティ・インスペクションなんてどこのバイク屋でもできるらしいのですが、万一の修理や部品交換のことを考えるとスズキ車はスズキの店でってのが無難です。



 ということで、下調べしたルートから大きく外れてしまいましたが、西に向かいながら海岸沿いを走る Ala Moana Blvd. に入れば間違いない、ということでたまたまガソリンスタンドから西向きに出られた Kapiolani Blvd. を西に進みます。コンベンション・センター(ガラス張りの建物なんで分かり易い)が左に見えたので、これで正解と考えながらそのまま西進。適当なところで左折して Ala Moana Blvd. に出たいのですが、適当な左折できる交差点がない。ずるずる進んでいくと、 Keeaumoku St. が見えたのですが、ここで曲がってもアラモアナ・ショッピングセンターって巨大なモールにぶち当たる(というか、入っちゃう)だけなので素通り。 ここまで信号が多くて交通量も多い大通りをとろとろ走って来たのですが、やっぱり調子が悪いです。ヒートぎみかなぁ、と思っていたらどうやら低速がカブリまくっている模様。信号待ちのたびにボゴボゴ言って止まってしまう。あんまりこんな事ばかりやっていると、バッテリーがついてこれなくなるので、信号待ちでエンジンが止まるごとにイグニッションを切ります。面倒くさい。そんな事をやりながら西に進んでいくと、左折するタイミングを計れない。そのまま行き過ぎると訳が分からなくなるので、それらしいところで左折。なんとか Ala Moana Blvd. に出て目印の大きな左カーブへ。曲がりきったところに Summer St. ってのがあって、そこを右折すると Suzuki の看板が。あった!(地図中の H) Service Office の看板のところへ。



 はじめてきましたが、入れ墨のおっちゃんがいたりして、あやしい感じがプンプン。←実際はそうでもないですよ。入れ墨のおっチャンなんてその辺にうろうろいますしね。受付カウンターに行くと、三人ほど並んでる。タイミング悪いなぁ、と思いながら待っていると15分ほど過ぎてしまいました。もうどうでもいいので、気長に待つと順番が。書類を出して名義変更の途中であることを告げてセーフティインスペクションを頼んだ。すると、ちょっと待っててねぇ、っと担当のあんちゃんは言ってしまった。短足のジャックラッセルテリア風の犬4匹(ちょっとション便くさかった)と戯れながら待つこと10分、検査開始。いつものエンジンかけて、ウィンカー付けてブレーキランプ付けて、ホーン鳴らして、ヘッドランプを上下させて、足回りのガタを見て、それから今回初めて実施したブレーキパッドの確認をして終了。途中、修理依頼の電話の対応をしながら10分間弱(に感じた)。ちょっと待っててね、と言ってまたどこかへ行ってしまった。また待つこと10分ほど、青い紙と請求書を持って現れ曰く、



「これは仮検査証だから、名義変更が終わったらここに戻ってきて、ステッカーを貼って終わりね。」



 …やっぱりそうですか。 そういや、DR350ん時もそうでしたね。



「あと、お店の二階のレジにこの紙を持っていってお金払ってきてね。」



はいはい、と言うことでお店の中へ。お~、大型車がいっぱ~い。ど・れ・に・し・よ・う・か・な? …じゃなくて、階段階段。てくてくてくと上がっていくと、あんまり数は多くないですが、部品やら用品が置いてある。じっくり見たい気持ちを抑えてレジへ。20歳くらいの兄ちゃんが応対してくれた。$9ちょっとなので$10を出して、ちょっと気になったので質問してみた。



「今から名義変更に行くんだけど、ヒロの住民でもホノルルの窓口で手続きできるの?」



「さぁ、アダム(検査してくれた人)に聞いてみて。」



だよなぁ、普通ホノルルの人は知らないわな。さっき聞けば良かった。まぁ、今更ジタバタしてもしょうがないので、アラモアナ・ショッピングセンターにある市役所の出張所(地図中の I)へ。ここからは簡単です。さっき来た、 Ala Moana Blvd. を元へ戻ればOK。 だったんですが、ついお店を出て左へ行ってしまった。まぁ、この道は空港からアラモアナ・ショッピングセンターへ行く19番のバス道なんで、それなりに知っています。記憶の通りに進んでいくと、しまった、中華街に入ってしまった。歩く人と信号だらけ。信号ごとにエンジンが止まります。おぉ~恥ずかしい。とにかく右折して Ala Moana Blvd. にでなきゃ。なんとか抜けて一方通行だらけに惑わされながらなんとか大通りへ。なんとかアラモアナ・ショッピングセンターにと~ちゃく~。ですが、車だらけ。夏休みとは言え、朝からそんなに…、ぁ、もう昼ね、なんか腹も空かないや。陽の当たらないお店に近い場所は全滅です。だんだん遠くに離れていくと、ありました。アメリカではってか日本が独特なのかなぁ、バイクも一車輌として堂々としています。なので堂々と一台分の駐車場を占有します。ほれ。



Hawaii-Osaruの戯れ言帳-@Ala Moana

 威風堂々。



               ですか?








ヘルメットもタンクの上に放置して、いざ窓口へ。




Hawaii-Osaruの戯れ言帳-Satellite City Hall


 ここが Satellite City Hall at Ala Moana です。さすがに中で写真を撮るのは憚られたので、外から一枚。昼休み直前に並び始めたので10人くらい並んでましたが、スルスルするっと順番が。窓口に行って説明すると、ふんふん、とおばちゃん。バイクについてきた書類が古い書式で、現所有者の所有権放棄のサイン以外は自分では何も書いていなかったので、「住所と名前を書いてサインしてね」と言われ、署名。こういうのは間違うと面倒なので、窓口で書く癖がついてしまいました。しばらく待っててね、と言うことで待つこと10分。このころから続々と列が長くなってきました。危ない危ない。今まで未払いだった税金の一部と手数料なんかで約$85ほど払って、めでたく名義変更完了。ちょうど昼時だったので、フードコートで食べても良かったんですが、なんか全部終わるまで何も食べる気になれなくて、そのまままたバイク屋へ。 ここからバイク屋へは Ala Moana Blvd を西へ行けば素直にたどり着けるのに、なんてこった、裏側に出てしまった。もう、なんだかやけくそ。とにかく西向きに走りながら左折できる場所を探すのですが、エンジン吹けない状態で自前ナビが言うこと聞きません。ほとんどどう走ったのか記憶がないまま、ステッカーをもらいにバイク屋に到着。



 長くなったので続きはまた今度。