どうやら前後してしまったようで。こっちの方が後輪くみくみよっか先の話です。ってことで、いってみよう。


 エンジンも組めたし、(って、しゃぁしゃぁといつのまに?)キャブもエアクリーナ・ボックスも、ハンドル周りもワイヤハーネス類も付けてしまった(撮影忘れた)し、だいぶ佳境に入ってきました。ってんでオイルを入れてみました。使用オイルはバイク用で島で一番安いCastrol 4T 10w-40 $3.99/Lです。値上げしたような気がする。半ばフラッシングのつもりなので安いので十分です。このDRってのは最近では珍しいドライサンプ式でしかもフレームの上部がオイル・リザーブになっています。ここにフィラーがあります。個人的にはこんな所に熱源があるのは嫌いなんですが、そう言う設計なので仕方ないです。YamahaのSR400,500とか、ホンダではXRも同じですね。交換時オイル量は1700ccなんですが、全く空っぽの場合2200ccを入れます。ってことはオイル交換だけの時は単純に500ccは新旧混ざっちゃう訳ね、なんか気に入らないなぁ。…まだエンジンもかかってないのに文句言うなって。ま、指示通りの2200ccを呑ませます。(字が違うって。)んで、ガソリンタンクに入っていた「数年もの」であろう 古酒 ガソリンをガス缶に逃がします。そのまま捨てるのは 勿体ない 憚られるので、車のタンクに呑ませます。(ぅ~悪酔いしそう。トラッカーくんかわいそう)ほぼ空になったところで、負圧式コックの点検です。以前、古いガソリンをガス缶に逃がす時、気になって透明チューブを使って人間負圧を使ってコックを試したのですが、悪い予感通り、人間の方にガソリンがやってくる。くっさぁ~。ダイヤフラムが破れている模様。だけど、古ガソリン一杯状態でタンクをひっくり返すわけにはいかないので後回しにしていました。ダイヤフラム部はプラスドライバ一本で簡単に分解できます。ので、開けてみたんですが、何となくダイヤフラムの生地が弱そうなところがあるだけで一見してダメじゃなさそうですが、開けたときにダイヤフラムの負圧側にしっかりガソリンがいましたのでだめでしょう。で、例によって www.bikebandit.com で値段を調べます。$60…ですか。しばらく「PRI」でごまかしますか。ちなみに、この「PRI」は「プリっ!」ではなくて「プライマリ」。通常「第一」と訳しますが、「予備」という意味もあります。(ややこしいなぁ。)要するに「非常時のための予備」な訳です。「非常時」には「負圧がなくなった時」まで含まれるようです。んじゃぁ、「RES」は「予備タンク」なんじゃないのか?っと言われれば、日本語ではそう言う呼び方しますが、「リザーブ」直訳すると「サントリーのウィスキー」じゃなくて「蓄え」とか「予備」となります。なので、この「RES」はどちらかというと、「イザと言うときのための蓄え」であり、「そろそろガソリンがなくなりますよ、取って置きのガソリンを使ってガソリン入れに行きましょうね」と言うことになるようです。

 余談はさておき、タンクに新しいガソリンをちょっと入れてエンジン単体の試運転です。足回りも何も付いてないのに台の上でフレームに跨ります。キーをひねると、お!ちゃんとスピードメータのランプは点くじゃないですか。常時点灯なんですね、初めて知った。ってかヘッドライト・スイッチないやん。…夜間はタコメータまで見ちゃいけないんでしょう。ランプがつきません。要交換っと。わたしゃ見るちゅうねん。んじゃ、デコンプ引き続け+闇雲キック10回で混合気の準備をします。んでは、っと早速上死点でも探しますか。ぐ~りぐ~りぐ~り。圧縮ありますねぇ?んでは!そりゃ!がきっ!まぁ、一発目からかかることはないわな。んじゃ二回目!がきっ!三回目!四回目!五回目!…あれ?六!七!八!九!あら?おかしい。パス!とさえ言わない。まさかガソリン足らんかったか?プラグを外して電極部を見るとガソリンで濡れている。おっかしいやん。で、プラグを外したまま接地部をエンジンに挟み込んでキック、キック、キ~ック!ま~ったく火が飛んでません。うぬぅ~、イグナイターとかコイル系か?だとすると高いぞぁ。信じたくないのでコネクターを外して電極を確認すると、緑青だらけ。20年分ナリ。そらあかんわな。とりあえず、コネクターというコネクターは全て確認。「そらあかんわな」がいっぱい。サンドペーパーを小さく畳んで電極を磨いてWD40で防錆処理して繋ぎ直し。改めてキ~ック!ぱちぱち!ィェ~。火は飛びましたよ。でも、日付が変わる前のスーパートラップはだいぶ気が引けるので続きはまた今度。


ってか、また写真なしですか。手ぇ抜きまくりやな。