さっそく…にしてはえらい間が開いてしまったです…んが、続きです。


実は(ってのが多いのは気のせいです)、前回同僚が一次帰国した際にどさくさに紛れて運んでもらったキジマのフロントフォーク5cm延長キットってのが手元にあります。


Kijima ノーマルフォーク延長キット
 ←これです。


 ノーマル的外観を崩さず前輪を10インチに対応させる唯一のアイテム、¥12kなり。以前中華モノでイタイ(って程じゃないけど不安な)目に遭ったので、んじゃぁ国内物でってことで購入。別に10インチ化するつもりはあんまりないんですが、ちょっと車高を身長に合わせてみたいなぁ、と。早速取り付けてみました。



Kijima5cmロングキット比較
 その前にちょっと比較。定規を当てればよかった。5cmの違いってこんなモンです。下がノーマル。


んで、とりあえず片方だけ代えてみると、





付けてみた
 こうなります。写真をひっくり返すの忘れました。見にくい。遠近法で描いた絵のように左フォークが遙か彼方に見え…ないけど離れて見えます。 5cmの違いが大きく感じます。で、この工程、めちゃくちゃ最小限の分解でできてしまいます。普通のテレスコピック式の場合と違い、「液体の」油が入っていません。グリスがスプリングにまとわりつくように入っています。(また写真を撮り忘れた)ですので、黒いダストシールをずらしてサークリップを摘んで、トップブリッジのボルトを外したらびょ~んとインナーチューブとスプリングがひっついて出てきます。チューブとスプリングは固定用台座を介してピン一本でつながっていますので、ピンを突いて外せばインナーチューブは外れます。で逆の工程で5cmロングなチューブを取り付ければ一時間ほどで終了。なんと簡単な。


フロントフォークだけ替えてみた
 こないだ付けた305mmキタコのリアショックとはまずまずの競演。問題はやはりスイングアームが短いことだな。ちょっと格好悪い。












  なので…、











中古スイングアーム8cmロング  
  今回の買い出し出張にあわせて入手した古いスイングアームを引っ張り出してきました。8cmロングです。世にはもっと長いのを付けている人がいっぱいいますが、敢えて8cmです。わざわざ古いのを入手した理由は何れまた。

 で、写真の通りぼろいので、エンジンブロックを真っきゃに染める缶スプレーでお色直し。








比較
 こんな感じです。古い塗装をきれいに剥がさなかったので出来具合は内緒です。色そのものは3m離れて見れば「純正色ですか?」と問われそうな出来具合です。とりあえずはこれでいいことにします。



 で、これを取り付けて我が重量を掛けると見事にリアフェンダーが干渉するので、同じ長さだけうしろにずらす必要があります。外してしまう手もありでしょうが、個人的にはあってほしい。まぁ、要は見た目ノーマルでいたいだけで。



ずん切りボルト・アダプタフェンダ用
 で、我が「部品庫」、AceHardwareで左のずん切りボルトと背の高いナットを調達。これを…







付けたところ
 フェンダーの取付部にくっつけます。フェンダーの取付方法が元々ボルトオンなので、そのボルトが付くようにナットとずん切りボルトの長さを調節して取り付けます。それから、上面の取付部を後にずらすアダプター板も仕事場のゴミ箱からくすね救出してきたアルミ板で製作。また撮り忘れ。


で、フェンダーを装着すると…




2008年3月末現在
 こうなります。

だいぶ完成型に近づいてきました。いい感じです。ぱっと見、どノーマル風でしょ?あとは吸気騒音対策と走行音対策かな。走行音はブロックタイヤをストリートタイヤに変更するだけなんですが、これはこれでまた問題で。8インチってのがこんなに疎ましく思えるのは走っているときよりも調達するときだな…。調達の苦労は分かっちゃいるけど…。




 あ、そうそう。スイングアームを延長して付いてくるおまけはブレーキロッドの交換。4cmロングまでは純正で対応できるらしいのですが、8cmとなると全く届きません。かといって8cmロング用を調達するとなるとまた、日本から購入することになります。ここまでやっといて元に戻すのはやなので、また小細工で。



ずん切りアダプタ後ブレーキロッド用
 さっき、フェンダー用取付アダプタを作ったとき、「もしや」とあわせてみたらぴったしだったので、ナットと一緒にもう一つ買ってきました。ずん切りボルトが長すぎるのはご愛敬ということで。



 ここまでやったのが3月末。

次回は試走インプレとそのおまけを。頭が痛いぜ…。