雨ばっかしなんで、つい取り替えてしまいました、フロントフォーク。いけないと思いつつ、格好と値段につられてヤフオクで競り落としてしまいました。だって安いんだもん、値段が。（ぃゃ、クオリティも…）ご多分に漏れず、シナモンです。１０インチホイール対応の正立タイプです。
←これとほぼ同じ（写真は参考）。「だめ」と言い切りたいけど言い切れない代物。
まず、メリットとデメリットを。
○なところ
・安い。いやまじで。
・ほぼそのままポン付けできる。（と謳われていた）
×なところ
・強度に一抹の不安が。
・安い。出来が。
・補修部品の供給がない。
×の方が多いやん。orz
気を…とりなおして、日曜日の午後に雨が降ったので組んでみました。スイングアームのピポット部を木の台に乗せて前を浮かせてノーマル部品を外します。まぁ、これは工具があれば２０分くらいで終わります。で、まずホイールをノーマルハブから外してディスク用ハブに付けます。はず…れ！おりゃ！え？うりゃ！くぅ～、カッタぁ！ナットは外れたんですが、ノーマルを外して流用しなければならないスタッドボルトが外れません。仕方がないので後回し。んで、ステアリング・ステムにノーマルから外したベアリング・ベースを取りつ…かないよ？…ステムの径が微妙に太い。っていうか、三つ又のちょっと上くらいから下は仕上げがガタガタなので入りません。このまま引き下がるわけにはいかない（ヒマな）ので、ヤスリで表面を成型しながらベースを入れては確認を繰り返して細く加工します。何とか入るようになったので、うすーくグリスを塗って組み付けました。組み付けて…ハンドルスト…パーが、あれ？切れ角がおかしい…よ？あーりゃ！ハンドルロックがロックしっぱなしやん。はぅ～。三つ又に付いているハンドルロックの取り付け台座がフレームのロック穴の台に直撃してるやん、かぁ～！まじですか。どうしようもないので取り付け台座を人間万力で更に曲げようと努力しましたが、シナモンのくせになぜかここの溶接だけはしっかりしてやんの。…ある意味ステムの溶接強度に信頼がおけるのではないかという錯覚に陥りそうなくらい曲がらないし溶接も外れない。仕方がないので（やっちゃいけないんですが）先ほど入れたステムの下部ベアリングのベース下に入れるワッシャを増量。これでなんとか当たらなくなったので、上のベアリングも取り付けてステムナットを入れ、人間トルクレンチ（小さいのしかないの）で手締め。トップブリッジを仮止めしてフォークを付けた。
さて、さきほどはずせなかったハブ固定用のスタッドボルトの代わりを探しにAceHardwareへ。この店はけっこうスクリュ類も揃っていて重宝します。でもそんなに種類がないので長めを買って長すぎたら切るのが基本。ですが、買ってきたスタッドボルトとナットの組み合わせは悪くないのでそのままハブをホイールに組んでディスクをハブに組んで、塗るべきグリスを各所に塗ってホイールを取り付けました。「うんうん」悪くないです。「やっぱし前はディスクが一番似合うねぇ」っとかなんとか考えながら、ハンドルや補器類、マスターシリンダを取り付けてキャリパーを付けました。付属のキャリパー取り付けボルトが安っぽいですが、まぁ仮に付ける程度にはいいかぁ、と軽く締め付けて、「これでディスク仕様やなぁ」と浮いた全輪を軽～く…回らないんですが、なにか。あれ？なんか当たってるんかなぁ？とよく見ると…、
←わかります？キャリパー本体がディスクに噛みついています。こらあかんやろ…。ひょっとしてホイールとハブを組み付ける時にノーマルと同じ回転方向になるよう組み付けようとするとチューブの口がキャリパーに当たるので反対向けに組付けたのがいかんかったのか？とはいえ、タイヤを外してバルブを反対になるように入れ直すのは非常に手間なので、手元にあったワッシャをかませたました。当たらなくなったので（タブン）一件落着。前輪はなんとか軽く回ってくれるようになりました。なんですが、キャリパーの取り付けボルトが貧弱で頼りないなぁと思いながらよ～く見ると、なんとねじ山が３山くらいしか掛からないことが判明。こりゃはなしにならん、ということで再度AceHardwareへ。よさげな長さがないのでちょっと長いかなぁ、と思いながらも買って帰ると、今度はボルトがディスクに直撃…。切るのかぁ、面倒やなぁ、ということで、今度は外側にワッシャを入れてごまかしました。
一応これで走れるようになったけど、なんとなく頼りない。このまま公道に出るのは怖いので、雨も上がったことだし家の前でブレーキングテストをしてみました。なんどかきつめにブレーキをかけて調子を見ましたが、ブレーキ自体は問題なさそう。ちょっとふにゃっとしてるけど、実用上はいけると判断した。
まぁ、今日はこのくらいにしといたろ。はぁ、疲れた。