知人から上杉謙信の城跡があると聞いて春日山駅から徒歩で30分程行くと、上越市埋蔵文化財センターで「上杉戦国物語展」というものを開催していて、ついでに入ってみました。入場料は大人200円。上杉謙信の歴史と説明や城跡で出土した土器などを展示してあった。レプリカだが直江兼続の愛の兜や「天地人」で使用された旗などもあったが、正直「天地人」でブームになったからと、取って付けたように安っぽい内容で、重厚な歴史を感じるモノは無かった。


 更に歩いて、きれいに整備された坂道を登る。

 ホトトギスが鳴いているのが聴こえた。初めて生のホトトギスの鳴き声を聴いたので嬉しかったね。


 謙信銅像を見上げて、隣の春日山神社に行ってみる。

 横に大砲があるのが異様だったが、いたって普通の神社だった。50円のおみくじを取って上を目指した。


 そこから上、三の丸、二の丸からはアスファルトはなく、傾斜がキツイ階段を上る。年寄りや幼児にはかなりキツイと思う。自分も登るのが嫌になったが、本丸までいかないと気がすまないと思うのも人の性なのかもしれない。無理して上る。

 息を切らしてやっと本丸まで上がった。


AEYOMUSIC-春日山城址



 携帯から撮った天守台からの景色ですが、本丸と言っても、建物とか城壁とかは何もなかったです。見晴らしは良かったね。不思議なのは、標高はけっこう高いのに、本丸のすぐ近くに大きな井戸があった事。この井戸があったから謙信はこの場所に城を構えたのかと思いました。

 本丸から降りて毘沙門堂を見て、直江屋敷に向かう途中でこの城跡で一番嬉しいモノを見た。

 野生のリスがいたのです。松ぽっくりを銜えて飛び跳ねて走っていました。これがめちゃくちゃ可愛かった。初めて真近でリスを見たのでちょっと感動したね。残念ながらシャッターチャンスを逃しました。リスが見れただけでもここに行った価値はありましたね。

 直江屋敷も特に何も無く、後は見るものもなく下山しました。


 下山した後、帰り際、城址の看板に無料のミニガイドブックがあるのに気づきました。ほんとは行く前に見るものですが、せっかくだからと貰う事にしました。

 すると、肝心な事がこのガイドに書かれていたのです。




つづく。