会社帰りに相葉くんが走って寄ってきた。




「今日メシは?何食う?」

「今日は…鳥貴にでも行こうかと…」

「じゃーウチ行こ!」




…なんでそれで「じゃあ」なのかは
判らないけど、また相葉くん家に行く。




「ただいまーニノー!翔ちゃんも一緒だよー」

「おかえりー。また連れてこられたの?」

「ただいま。…ニノに会えて嬉しいけどね」

「あら」




ホントに嬉しいんだよね。
なんでもない事話しながら
友達も増えた感じだしね!

それでいて2人とも俺の知らない事
沢山知っていて、話してても楽しい。

ただのゲームしてても楽しい。
最高な時間を過ごしてるんだよね。

…なんかいい事ないかな、なんて
考えてたのが嘘みたいに。




「翔ちゃん泊まってく?」

「明日仕事だから帰んないと。服も無いし」

「着替え?あ、にのちゃん!」

「あ、あれね」




ニノが部屋からネクタイ持ってきた。
相葉くんも新しい白シャツと下着を
差し出してくれる。




「これ、あげる。相葉さんと翔ちゃんが
いつも使うような物作りたくて。」

「…あ、マジでいいの?ありがとう」



ニノの新作。
そしてネクタイ。
まぁコレで帰らなくてもまぁ…



「じゃあまだ喋れるね!風呂用意しとく」

「なんか飲む?」




2人はいつも手際が良い。
すっげー居心地良くしてくれるんだ。




「にのの部屋、ベッド大きくしたら?」

「良いの、くっついて寝るから」

「俺寝相悪いけど…」




なんて笑いあって。




「あ、でも翔ちゃん家、解約しないで!」

「なんで?」

「俺彼女出来るかも!」

「…なるほど。じゃあ相葉さんの部屋…」

「別れたら戻ってくるから」

「なにそれ別れる前提なの?」




もうこの空間が愛おしいよね。
どんな風になっていくのか
自分でも楽しみでしかないもんね。




「明日は翔ちゃん家行って必要なもの
取ってこようよー」

「わかったわかった」

「相葉さん思いついたら早いのよ」

「俺の着替えも持っていこ」

「…早くない?彼女もいないのに」




きっと、楽しい時間を過ごせるに
違いないんだから。








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この「ひととき」はまた…
ちょいちょい書いていくと思いますが
とりあえずここで一旦終わりますー。



3人で住むの、楽しそう。
ま、まだ住まないんですけどね?
楽しそうだよねぇ。