【大学生活のはじまり…二宮side】




大学のカリキュラム的に忙しいとか
無さそうだね。
サークルとかに入っちゃったら大変。
働いてる暇無いしな。


高校の時よりかは背筋を伸ばして
歩けるんだけど、まだ慣れないから
猫背になっちゃう…。




「智ー、こんなカレンダーになった」

「どれ?…あぁ、朝も早くないんだね」

「うん。だから増やせるよ?」

「少しづつにしよう?体力使うから」

「…うん、まぁそうね。」




朝イチに講義や授業があまりないから
朝ゆっくり出来るみたい。
そして15時には開放される素敵カリキュラム。




「あんまり働くと翔ちゃんと会う暇無くなるぞ」

「…んー。あの人基本土日休みだからな…」

「じゃあ平日だけ出たら?」

「んまぁ…それも良いかもね」




そうだった、俺には恋人がいる。
放っておいたらまたその辺の高校生に
手を出してるかもしれないから
ある程度は会わないとなぁって。




「じゃあまず 週4にする」  

「5でいけるって」

「まずは4。いけてからにする」

「授業料払えるか不安だもん」

「貸してやるって。俺に払えばいいじゃん」

「払えなくなったら逃げるかもよ」

「カズは逃げないよ」




頭をポンポンって…智ってずっとこう。
ずっと俺は子ども扱いされてんだよな。