【相葉先生のこと】




「やっと会えたねー」

「…顔は見てるじゃない?」

「普通に喋れるのが嬉しい」




先生の予約の日。
いつも少し緊張するのよ。

まぁ、コトが始まったら別だけど。




「俺なんかより良いの、いるでしょ」

「んーでも生徒だしね」

「俺も生徒なんですけど?」

「ここ、店じゃん。危険は無いし」

「バレてクビ危険ね。俺が喋んない限りないよね」

「ね、カズも喋んないだろうし」

「喋ったら高校クビでしょ。ホント黙っててね」

「カズもね?」




獣のコントロールも出来てきた。
「ね、先にコッチ…舐めて」
「ココ… 気持ちいぃの…」
って、言ってあげたらそこに集中
してくれるから、ね。




「やっば…イき そ…」

「いいの…?嬉し…逝って?」




俺も過剰にサービスしてあげてる
つもりなんだけどな。
…あ、それで通って来ちゃうのかな。




「相葉さぁん…」

「…なに…」

「ココも…舐めて」




内心で怯えながらするのは
もう少しだから。
頑張って奉仕するんだから。