J to N



「潤、ビール。」

「あれ?ニノ混ざらないの?」

「もー俺1人抜けても良くない?」

「いや、知らないけど。」



飲み屋で、次のイベントの会議…って言ったら
固いけど、残業も出来ないから
小さい店を借り切って、みんなで集まってる。
まぁ、もう詰めのところだから
確認してくだけなんだけど。



「ニノ、コッチ入って。勝手に飲んでいいよ。」

「マジ?お邪魔ー。」



カウンターの中に入ってビールを注ぐ。
それだけじゃ申し訳ないから
洗い物でも手伝う…と、水はねてびしょ濡れ。
まー慣れないことはするもんじゃない。



「どした?おもらし?」

「ばっ…違うよっ。コレは…」

「ふふ。解ってるよ…拭こっか」



濡れてる場所が場所だけに
潤に 触られて…変な気分…



「なに?触られて 感じてんの?」

「やっ…違… ちょっ…潤っ!」



潤は後ろから抱きついて 俺のを
服の上から 触り始める。



「も、ヤバいね?…脱ごっか」

「ばっ…みんないるからっ…」

「誰もこっちなんか見てねぇよ。」



ヤバいって思うから、俺は周りから
目が離せないのに、潤はどんどん…
勝手に進めていく。

「ヤバいって…っ、潤っ!」



気がついたら腰を 突き出すようなカッコで
潤のを 受け入れ ていた…。

肌を打つ音も 確かに聞こえるけど
BGMの大きさと、みんなの白熱した話し合いの
お陰で、誰も気に止める人はいない。
潤は 何食わぬ顔で 突いてんだろうな…。

「あっ…は… ダメだって…潤っ…!」

「もぅ ソロだね?」

「んっ…出ちゃ…からっ… やめっ…」



そん時。



「二宮、B案で良いんだよな?」



ビクッとした。
皆の視線が一気にコッチに向く。



「んっ… いいよ…ソレで…いこ…?」

「よし、行こう。それでさぁ…」



行こうっつーから…イッちゃったじゃん…。

また俺以外のメンツは資料と
にらめっこだよ。



「いつもより 感じてんじゃん。エロいな。」

「バカ…。」



服を着直した所でまた
「二宮、ちょっと見て?」
って呼ばれて、輪の中に入っていく。



何となく腰の ダルさを 感じながら
会議ってどうなの?って
思いながら…。