「社長に面会したいんですが。」
昼を過ぎて、相葉課長がやってきた。
解ってるのに、なんだか…
「コイツ」って思ってしまう…。
「あ、はい。何の件でしたか?」
「あ…先日終了した企画の件で…」
「かしこまりました。少々お待ちください。」
社長室に入る。
二宮「…なに?」
櫻井「相葉課長がみえてます。」
二宮「…ん、わかった。」
なんだか緊張する。
櫻井「…課長、どうぞ。」
相葉「はい。失礼します。 」
パタンと閉まるドア。
何となく不安。
普通に仕事?
じゃなきゃ…。
こないだの件なんて
あとは報告書あげるくらいでしょ?
いや、課長だってこうして
社長室に自ら来ちゃうんだから。
かなりな覚悟で来てるんでしょ?
ある程度で、中に入らなきゃ。
早すぎても、遅すぎてもダメ…。
…あ。
冷たい飲み物でも
持って入れば自然かな…。
…なんか俺、
すっげー焦ってる…。