以前、睡眠薬ルネスタを飲んでいた友人に危険性を伝えた時のことを、

ブログを書きました。

2021年6月25日の記事。

 

実はこの話をした後くらいから、このことが伝わってなくて彼女が抵抗を覚えてる感じと、

他の話でも、少し話が伝わりづらいなぁ、と感じてたのもあり

また単純に自分も不調で余裕がなくて、電話をしていなかったんですが、

今年に入ってまた話すようになりました。

 

お孫さんが1/22に生まれる予定だと先月聞いてたので、

もうそろそろ落ち着いた頃かと思って昨日電話してみた。

 

お孫さんは男の子で2/1に生まれたと喜ばしい話が聞けました。

今、一年前まで友人のお母さんが住んでいた同じマンションの

別の部屋に娘さんが来ていて、お世話に忙しい様子。

 

更に友人のお母さんは入院中で、友人は本当に忙しそう。

 

 

彼女自身の体調の話になりました。

以前から脊柱管狭窄症でおしりからももの後ろにかけて痛いと話していらした。

今回話されたのは、膝が痛くなりひどくなってきたので大きい病院で検査したとの事。

リウマチを調べたけれどそれは無いと言われたと。

膝関節の変形症を疑い検査をしたけれど、たしかにそれはあるけれど、

これ位だと手術はしないそうで、筋力強化の運動を指導されたと。

それにプラス、これも以前は言ってなかったと思うけど、足の痺れがあると。

掃除や買い物は、全部旦那様にしてもらっているそう。

ルネスタにとても近い薬ゾルピデムを

去年減断薬した義父の症状ととてもよく似ているのです。

 

そしてその後の話の中で、4年程飲んでいたベンゾジアゼピン受容体作動薬の

ルネスタを、今はもう飲んでないと言うではないですか。

(ルネスタは非ベンゾジアゼピン系だけど、

非ベンゾも依存性他、危険性はベンゾと同様)

 

そして変薬されたのが「デエビゴ」という睡眠薬。

デエビゴって、聞いたことはある気はするけど、すぐどんな睡眠薬かは分からなかった。

 

 

電話を切ってから調べてみた。

ベンゾ系でも非ベンゾ系でもない、

オレキシン受容体拮抗薬という種類の睡眠薬。

 

電話している最中は少し調べかけてベンゾ系ではないかな、

と思った程度でしたが、違う作用機序の睡眠薬だったら、

離脱症状的には、余計に危険ですよね !?

 

ベンゾジアゼピン受容体作動薬で脳内の状況が変わってしまって、

本来は自分の体で出していたはずのものが

ベンゾの成分が日々入ってくることで

無くなってしまったところに、その薬が入って来なくなってしまった訳だから。

 

彼女の痛み他の症状の原因は、

ベンゾ系薬剤であるルネスタの

離脱症状の可能性が大きいのでは、と思う

 

断薬前のおしりからももの裏にかけての痛みも、

常用量離脱症状じゃないかと思うのです。

(脊柱管狭窄症と診断がされる人の中でも、痛みの出方は人それぞれだそう。)

 

電話をしている最中は、はっきりしなかったのではっきり言わなかったけど、

少し懸念は伝えていた。

 

でも彼女は、「もう年だから、私の周りも膝の痛みがある人沢山いるよ。」

「70過ぎたら、体がガタッと弱るね。」

と年齢のせい、他の病気の為、最近の忙しさのせいと思っている様子。

 

でも、私が前に危険性を話して資料を沢山送った中に、

高齢になってくると代謝も落ちるので、

以前はベンゾを止めても離脱症状が無かった人でも、

危険性は高まる、と言ったことは、考えない様子。

その前に、送った資料に全部目を通したのかも定かではない。

 

お医者は、「弱い睡眠薬」と言ったらしい。

でも前のルネスタも、非ベンゾジアゼピン系なので弱い薬だと言って出してる。

(製薬会社のセールストークのまま話してるのか?)

 

ベンゾジアゼピン受容体作動薬の後に、非常にゆっくりとした減薬の指導もしないままに

変薬をしてるとは、やはり彼女の主治医はベンゾのぼんやりとした危険性は知ってても、

非ベンゾ系も危険な事、

非ベンゾも含めたベンゾ系薬剤のやめ方も知らない。

 

近しい友人だから時間もかけて調べてメールや資料も送ったのに。

(ルネスタについて調べたり、資料を揃えて送ったりするのに、

少なくとも十数時間はかけてる。)

 

医師が台無しにしている疑い。

本当にもう嫌になる ! ! !

 

彼女は、自分はしっかりしているから大丈夫というご自分に対する自信、

(たしかにしっかりしているしとても頭もいい)

自分はベンゾには体質的に強いと言うご自身の体に対する過信から、

私の言う事をちゃんとは聞けなかったんだと思う。

ましてや、医師がすることなのだから、と

素人の私が言う事より信じると言うのも分らなくはない。

でも私が心配してここまで言う事をちゃんと聞いてほしかった。

 

昨日の電話でも、「〇〇さん(私)が言うのもあったし飲むのを止めた。」

と言われたので、半分は私の話も聞いたんだと思う。

だから医師にも、違う依存性のない(実際には「依存性が少ない」位なのか?)睡眠薬に

変えて欲しい、と申し出たのかもしれない。

 

でも大事なのは、ベンゾ系薬剤の減らし方です。

それが重要だと、資料を送ったんだけれど、読んでなさそう。

もうルネスタを飲むのやめたんだから大丈夫でしょ、と思ってる。

 

去年聞いた時点では、半分にして飲んだり飲まなかったり、

と言ってたから、その状態からデエビゴに変えて飲み出したんだと思う。

それだとベンゾ系薬剤としては、減薬が速すぎると思う。

だけどこの医師、新薬をよくつかう医師みたい。

デエピゴは2020年から販売で、一年間は連続処方は1ヶ月迄?とかいう規制が

かけられてた様で、2021年4月迄そうだったらしいから。

ロゼレムやベルソムラは、私も彼女にもベンゾ系薬剤ではないと

伝えていたんだけど。デエビゴは聞いたことはあるけど、

すぐには分からなかった。

 

 

それでも現時点が離脱症状のマックスだったら耐えられるかもしれない。

でも、もっと症状は耐えられないほど酷くなるかもしれない。

あまりに耐えられない症状なら再服薬という手もあるけれども、

断薬から時間が経ってしまってはその手も使えない。

それにもし離脱症状なら、そうと理解しないとそれに耐えにくいし、

無益なドクターショッピングも続けてしまう。

不必要な新しい薬の服薬や、

どうかしたら手術を受けてしまう可能性もあるかもしれない。

そうしたらさらに状況はややこしくなる。

(必要な検査は受けた方がいいですが。)

 

離脱症状の可能性がある、ということを伝え(可能性は高いんじゃないかと思う)、

どんな経過で断薬したのかを聞いてみないといけない、と思っている。

前送った資料も読んで、と。

忙しくても、ご自身の薬のことも重要で待った無しの事項です。

話を理解してくれるかな、と思いますが、

そのまま伝えるしかないですよね。

 

 

医師が理解していないので患者を危険に陥れている。

ほんとにもおっっっっ怒 ! ! ! ! !

 

 

【3/2追記】

その後、この電話をした5日後(2/21)に、再度電話をしました。

とても忙しい事からストレスが多い様で、詳しい話は聞けませんでしたが、

思っていたより、強い離脱症状の可能性は少ないようでした。

離脱症状は長く続く可能性がある事、

軽くなっていく一方とは限らなくて、断薬後少したってから強くなることもある、

等話しました。

そして、あまりに耐えられなくなる場合は、元の薬を再服薬して、

一旦症状を落ち着かせ、そこからまた慎重に減薬をする、

という方法がある事、ただしこれはあまり時間が経ってしまうと

そうしても収まらないこともある、という事は伝えられました。

そして、友人の最近の体調不良に、離脱症状があるのかないのか

あるとしたらどれくらいの割合なのか、は定かには分りませんが、

「離脱症状があるとしても、ベンゾ系薬剤はやめられたのだから、

不調が我慢できる範囲内なら、再服薬はせずにこのまま過ごした方がいい」とも

も伝えました。

分らない部分もありますが、そんなには危険な状態ではなさそうなので、

ひとまずホッとしました。

 

また書きたいと思います。