こんにちはニコニコ

前回の続きです。

 

ゾルピデム錠について。減薬方法、減薬速度を開始前に暫定した時のことについて。

 

 

ゾルピデム5mgは薬の力価で行くとジアゼパム換算2.5mgです。
私が減薬開始時に服薬してたリボトリール0.5mg錠は、ジアゼパム換算10mg です。
(ジアゼパム換算値はあくまで目安ですが。)
そして半減期はゾルピデムは2時間、リボトリールは27時間です。
(アシュトンマニュアルでは18~50時間。幅がありますね。)

・・・それでですね、ブログを書き始めたころに、
リボトリールがベンゾであり問題のある薬であることに

初めて気づいた時のことを記事にしたんですが、
実は記事内にある、手術後のまだ入院中に変薬されたのが、
ゾルピデム5mg錠、義父母の睡眠薬と同じだったんです

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この記事を書いた当時はお薬手帳がどこかに行って見当たらなかったたんですが、

出てきて、ゾルピデムだったと分かりました。


薬の力価を1/4に、半減期は27時間から2時間の薬に急に変薬されたら、
そりゃあ起きてる間中 離脱症状も出まくります。
椅子に座って体中ギチギチに固まって動けないか、

布団で横になってるかしかありませんでした。
全身激痛 ! ! !


飲んだのは一週間ほどで、「新しい薬は私に合わないんだ」と自己判断して
元のリボに戻して事なきを得たんですが、
この時にゾルピデムを飲んだ経験から、
ゾルピデムの効き方が、ある程度分かります。

眠れて(リボでも眠れてたし不眠で困ったことは私は無いんですが)
いつもは目覚め時は全身辛かったのが、目覚め時も体は辛くなかった。
でも、起きてしばらくすると全身ひどい硬直、捻れ、激痛。
開腹手術直後なので一日中痛み止めも飲んでたのに、そういう状態でした。
 

夜眠れて目覚め時も体が辛くないけど、起きてしばらくすると一日中耐えられない辛さ。
ゾルピデムの効果は飲んでから9~10時間という所でしょうか。
切れはいいんですよね。
これが、寝る直前飲んで、翌日には毎日離脱しているという
ゾルピデム(マイスリーもそうなんでしょう)の超短時間作用型の特殊性。

 

アシュトンマニュアルⅡ章後半「緩徐な離脱スケジュール」の
冒頭に書かれている説明文の中に、次のような記述があります。

『・・・・・・・私の経験上、漸減法の一般原則に当てはまらない唯一の例外はトリアゾラム(ハルシオン)です。このベンゾジアゼピンはかなり速く排出されるため、前夜の服薬後、翌日には事実上、毎日離脱していることになります。このために、トリアゾラムは長時間作用型ベンゾジアゼピンに置き換えることなく、急に断薬することが可能です。もし離脱症状が起きたら、スケジュール2 に示しているジアゼパム10 mgからの短い減薬スケジュールを実践すれば良いでしょう。同じ手法が、半減期が2時間の非ベンゾジアゼピン系薬剤、ゾルピデムおよびザレプロンにも応用出来ます。』

この中の、ゾルピデムも同様と言う、

「長時間作用型ベンゾジアゼピンに置き換えることなく、急に断薬することが可能です。
(もし離脱症状が起きたら、スケジュール2 に示しているジアゼパム10 mgからの
短い減薬スケジュールを実践すれば良いでしょう)」

を、どう判断したらいいかが分りにくい所です。
(いくつか前の記事に、同様なことをざっくりとは書きましたが分りにくかったと思い。)

そして、減薬開始する前に、減薬方法、スピードを考えました。


            ⇒  続く