精神医療って犯罪なのでは? | 働きながら断薬

働きながら断薬

ベンゾジアゼピン及びSSRI断薬の記録。

厚生労働省がようやく、ベンゾの害に気づいたようだ。「連用により薬物依存を生じることがあるので、漫然とした継続投与による長期服用を避けること。」などと、文書で関係機関へ連絡したようだ。はっきり言って遅すぎる。ベンゾを服用している人間は既にざっくりと見積もって1,000万人。一番やばいのが、抗不安効果を狙って飲んでいた私のような人。そんな人間がざっくりと見積もって半分の500万人。この薬にドップリはまると常時効くように飲むので、睡眠効果を狙う人間の三倍(朝・昼・晩)と飲むようになる。ゆえに、依存しドツボにはまる。

 だいたい長期服用を避けることなどと言われて、「はい。じゃあ、やめますわ。」なんて言える人は、ほとんどいない。この薬には、強い耐性と依存性があるからだ。この薬を、飲み仕事を頑張っている人間は、この薬の抗不安効果をよく分かっている。いや、わかっていない人間でも、減薬すれば、どれだけこの薬に助けられていたか、いやがおうにも分かる。はっきり言って凄まじくきつい薬である。いきなり、止めれば離脱症状で苦しむだけだし、ゆっくりと抜いても多少の離脱症状は出る。

 ゆえに、大半の人間は、自らの意思で飲み続ける。他にいい選択肢がないからだ。飲めば正常でいられるのであるから飲むしかないだろう。ただし飲み続ければ、ますます、うつになり馬鹿になり、ヤク中になる。薬を飲み続け、訳が分からないまま仕事を失い、さらに精神病院へ入院となった人がなんと多いことか。不安障害→うつ病→双極性障害→統合失調症というお決まりの経過をたどる人がなんと多いことか。何より、容態が悪くなった患者は精神病院という閉じた空間で過ごすことになるため、都合の悪い情報が世間に出てこない。最近、精神科で入院中の患者への人権侵害がクローズアップされるなど、ようやく精神病院の異常性がフォーカスされるようになった。というか、日本の自殺者3万人、変死者15万人(遺書がないものは自殺でカウントしない。変死でカウントする。)のかなり割合において精神科ないし精神薬が影響しているのではないかとすらwahikoは考えている。諸外国と比べ異常に多い自殺とベンゾの安易な処方を結びつけて考えると妙に納得がいく。

 こうして考えてみると精神医療って犯罪ではないのか、と考えずにはいられない。

薬の影響でまともな人間をどんどん抹殺しているように感じられるのはwahikoだけだろうか。行政も社会の不都合なことの多くを(生活保護や犯罪者等)精神医療に丸投げして、共存してきたが、そろそろやめないとマジやばい。精神疾患がよくなったという情報は、患者サイドから出てくることはほとんどない。実際、薬を飲みよくなることなんかまれであろう。薬を飲めば楽になるだけで、根本を解決するものではないからだ。それどころか、薬を飲めば、うつになり馬鹿になり、ヤク中になるだけである。巷にあふれる欝の本は、精神科医が書いており、精神科医に都合の良い情報しか我々に与えられない。こうして考えると、我々は精神科医に騙されていたと考えても過言ではないのではないか。

 

この薬を止めようなどと考え始めるのは、インターネット経由で薬害に気づいた者か、薬を飲み続けてにっちもさっちもいかなくなったかのどちらかであろう。

そして、最近は離脱に成功する人がチラホラ見られるようになった。離脱症状で苦しむことがデフォルトであった時代(つい二、三年前、一気断薬が主流のため)を考えると隔世の感がある。これこそインターネットのそして情報の共有化の勝利だと思う。

そして多分、離脱に失敗し苦しむ方のブログを見た人も多いと思う。離脱に失敗し苦しむ様子を見ると、ベンゾジアゼピンは薬というよりクスリ(違法薬)に限りなく近いものであると言わざるを得ない。忘れてはならないのは、ベンゾジアゼピンの多くは第三種向精神薬に指定され規制されているという事実だ。サイレース等のきついベンゾは第二種向精神薬と、さらに厳しく規制されている。そもそも、ベンゾジアゼピンは、第一種向精神薬で規制されるリタリン(覚せい剤と近似)と同じ向精神薬というジャンルでくくられているという事実はもう少しフォーカスされるべきだと思う。

そして、レイダー教授が言うように、「ベンゾジアゼピンから離脱させることは、ヘロインから離脱させることより困難である。」というように、極めて離脱が困難である。タバコなどと比較されるのは心外であり、経験者によるとアルコールよりもはるかに難しいらしい。そして、違法薬であるヘロインより難しいのである。だから離脱に失敗するのは、当たり前なのである。wahikoは、何とか仕事をしながら断薬した。第一線の仕事からは外してもらうなどの配慮はしてもらったが、現在四人のチームの責任者をしており、新人の教育や非常勤職員の管理をしつつ主な業務である苦情処理をこなした。かなりきつかったが今となってはいい思い出である。

 最近は、大分頭が回復してきたようで、休日はほぼ仕事関係の法律の勉強をしている。14年間理解できなかったことが、面白いように分かるようになり、勉強に身が入る。とはいえ、ヒステリー球やひどい肩こりには相変わらず苦しんでいる。それにしても、最近ベンゾによっていかに馬鹿になっていたかが分かり驚いている。ベンゾを飲みまくっていた時は、周りが賢く感ぜられ萎縮していたが、なんのことはない、自分がベンゾの影響で馬鹿になっていただけなのであった。そして、強調したいことは、ゆっくりであるが回復するという事実だ。

 それにしても、患者が減薬を申し出て何か都合の悪いことが起きると、「症状の再燃」だの「ベンゾの離脱症状はない」等と訳が分からない理屈をこねていた精神科医が、監督官庁である厚生労働省のこのレビューにどう反応するのであろうか?