今回のG20の焦点はやはり欧州問題ですね。更なるEU,ユーロ圏の統合を求めています。それに基いた工程表作成。銀行同盟もその中に入っています。各国主権に基く銀行をユーロ、EUに統括。更にIMFへの追加拠出です。これ、出資金となればIMFへの発言権を動かす事になりますから、あくまでも融資に留まります。この総額は既に4300億ドルなんですけど、追加出資額は260億ドルになります。中国が430億ドル、ロシア、インド、ブラジルが100億ドル拠出しています、既に拠出した額も含めてでしょうね。既に日本は四月に600億ド拠出を表明しています。結果としてEU自身が最高額を拠出していますけど、拠出しているのは20カ国中、12カ国。この内訳は読売の記事では分かりません。そもそも資金拠出を議会が反対した最大のIMF出資国はどれだけ出したのか? 同国は世界最大の債務国ですけど、ない、って事ないですね。刷ればあるんですから。あろう事がこの国は債権国の利子減免も提案しています。先ず自分でしろ、ですけど、貸し込んだ額、半端じゃありません。まあ、この拠出金、何時帰ってくるのでしょうかね? それに利息は付くのでしょうか? 日本は当事者ではない国としては最大の拠出額になる筈ですけど、債権に意味、ありますか? アメリカの銀行は欧州の銀行の保有して「いた資産を買い漁っています。中国は欧州の資産を買い漁っています。債権を手に入れるのと、資産を手に入れる、この違いはあまりにも大きいのですけど、どうでしょうか?