本日もダウ平均は百ドル台の大幅引き下げとなった。スペイン国債入札が不調で利回りも6%台、提案は相次ぐが事態は収まらない。アメリカも中古住宅市場は低迷、景気の足踏みが観られる。中国市場も望めなくなっており、人民元安が現れてきた。ユーロもドルも円に比べて軟調だ。そもそも欧州不安、落ち着き先はまだ見えてこない。事情は必ずしも同じではないのだが、ここの所、冬から春にかけての天井と秋から冬に底を迎えている。その傾向から言えばアノマリー通り五月売りとなったこの今月を過ぎても傾向として続くと見なした方がまだ妥当だろう。円ウオン相場と日経平均の連動性が高い事は前にも記したが、落ち着くのはまだ先と看做した方が良いだろう。