http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120331/t10014108791000.html


PIIGSの一員、ユーロ圏内債務不安国の一つであるスペイン、失業率は35%、若年層の失業者は二人に一人と言われています。財政赤字削減ですか。財政赤字規模が対GDP比8,5%。日本でもアメリカでもこんな数字じゃ片付きません。でもどうして問題になるのか。これはこの国の国際競争力や信用の問題ですね。しかもEU、ユーロ圏という枠内ゆえに規制される。財政赤字のGDP比、ユーロ圏への加盟条件は3%、先のEU首脳会議での財政規律条約では、流石にイギリスとチェコが参加しませんでしたが0.5%。この縛りの意味は分かりませんけど、同国でもこの数値が単年度での財政赤字規模が憲法上の規定となります。少なくとも同国にとって財政緊縮策、財政赤字削減策が遥かに優先順位が高くなりますね。特にユーロ圏に属しますと自国通貨発行が出来ません。それで翌年度の財政赤字対GDP比5.3%を目標にしての数値です。実現不能な目標を掲げるのはともかくとして、財政緊縮策に対して、ユーロ圏全体の更なる金融緩和では解決のつく問題ではありませんね。同国内の雇用機会が増える可能性ありますか? 労働力の国外流出が進みましょうけど、解決のつく問題ではありませんね。