http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120101/stt12010114020001-n1.htm さて民主離党の九人の代議士による新党「きずな」。昨年の漢字一文字をパクリました。特に東日本大震災で、この絆がいかに貴重なものか、認識するに至ったという事です。ただ、この新政党自体は、消費税増税を党の税制調査会で決めた事にあります。公約違反。これ何? 民主党執行部も大方のマスコミも、公約は破るためにあると心得ています。青臭いですけど、そこが問題なんです。国政選挙の公約は代議制が包括委任である以上、重要な選挙での有権者の判断基準です。政治家は嘘を吐くのが仕事とは古今東西、例証するのも馬鹿げています。ですが、だからこそせめて、政策転換の際には、説明責任も前提条件も必要なんです。
でもどちらも駄目ですね。議員定数削減や公務員人件費の削減、要は特別公務員も一般公務員も不可侵の特権階級ではない、という意思表示が、このように国民に広範に負担を求めるのであるならば、必要なんです、でも事実はどうだかで、この件、前提条件というより努力目標なんですね。そもそも比例区削減自体は巨大政党に有利なだけで、更に官僚支配から、政党主導・政治主導の政治を掲げるのなら、政党助成金や議員歳費の増額も大義名分になりますね。
「きずな」、これは幾ら与党議員でも、この儘では失業する、という意図ありありですね。その利害こそ、正に「きずな」です。次回総選挙は流石に今年中であって欲しいです。菅前総理のように引っ張れますか。まあ、首都直下型地震の可能性は15年以内に70%以上ですから、今年も大震災を期待しますか? でも政界再編、これがらどお化け、出た試しはないと言いますが、それとお出ますかね? いかに改革を抑え込むか、政治と経済の混乱と停滞、結局何も進まない、今年は昨年以上に余計に沈みますね。