http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110331/t10015025811000.html


正直、もう勘弁してよーですね。菅総理、五月のサミットに出席する積もりなんですね。世論調査では来年の九月の党大会まで任期を勤めて欲しいという回答が一番多かったそうです。どうしてこのような回答になるのかは分かりません。


年末にフランスとIAEAでの協定見直しを図る予定です。フランスは八割の電力需要を原発で賄っています。世界第二位の原発大国です。また同国の主要輸出産業でもありますね。


この総理の数少ない業績にベトナムの原発輸出があります。原発産業は日本にとって半世紀に渡る国策ですね。現在の原発需要が三分の一になったのはその結果です。この開発事業の展開は石油危機以前の話です。化石燃料、原油の採掘期間は五十年と語られてきました。尤も五十年前もそうでした。採掘技術の進展がこの年限を更新して行ったんですね。また原油価格の高騰が採算点を押し上げたんです。さて、原子力ですがこれはウラン235を必要とします。でも大部分のウランはウラン238ですが、これは高速増殖炉によって初めて核分裂を起こします。これは未だ実用段階には達していません。それまでのウラン235もまたそれまでは希少資源なんですね。この最大埋蔵国は公式統計ではオーストラリアです。中東よりは自由貿易の観点から望ましいという事なんでしょうか。因みに非公式のウラン最大埋蔵国はモンゴル、それから北朝鮮か指摘されてます。そうであるが故に、中国もアメリカも将軍様の国には頭が上がらないと一説には言われています。地域的に偏在したウランですか、この実態を以って「電力の安定供給」って何かの悪い冗談じゃないでしょうかね。まあ、海水からウランを抽出する技術も実用化に向かっているのですが、商業ベースに載るとなると話は異なって来ますね。そもそも石油危機以降、多く細分化可能な再生可能エネルギーよりも巨大エネルギーを選んでしまったんですけど、今後のウラン235の争奪戦、どうなるんでしょうね。