http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110320-OYT1T00777.htm?from=main4 今回の震災ですが、津波被害が相次いだのが特徴です。震源地が宮城沖、余震も南北の断層を中心に広がっています。何しろ、山間部が多い為に、臨海地域に人口が集中しています。農業、漁業などの一次産業が中心でしたが、産業の高度化も当然に進んでいますが、社会的インフラが拡充しているのは臨海部である事には代わりはありません。海上運輸が経済を支え、広範な地域社会を形成します。
そこで設けられたのが大堤防です。その中には世界一の高さを誇りギネスブックに登録された堤防もあります。その堤防は過去の震災のM8.5を想定した規模でした。ですか今回の大地震はM9.0。マグニチュードが0.2違えば規模は2倍違います。桁外れなんですね。所詮は過去の経験に依拠せざるを得ない。何しろ今回の津波は海岸線から4kmの町も壊滅状態にした位です。
この事は今回の震災の被害には遭わなかった日本の無数の堤防についても再検討を迫られるものとなりそうですね。