http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110124/k10013597011000.html

この地上デジタル化放送、欧米諸国を包括する世界的事業です。正直、日本だけで話が収まりません。既に既存のアナログ波の使途は決まっています。地デジTVはエコポイント縮小を受けて爆発的に売れました。普及率90%超とは言いますが、この数値、独居世帯や高齢者世帯を外した数値だそうです。既存のTVを使い続けるにしても、チューナーで5千円、アンテナで5千円、そして工事費が四万円かかるそうで、チューナーではなく地デジTVを買っても同程度の負担は避けられません。その事による利便性よりもTVが観られなくなる事の方が問題ですね。どうして問題か? これはCAPTAINシステムの導入で災害情報が番組と同時並行で流れます。別に社会の最前線で暮らしている方ならTVなどどうでも良いという事はあるのですが、社会から取り残された立場の者となるとTVは欠かせない情報源になっています。PCやスマートフォンがあるから、の理屈は通用しません。パンがないならお菓子を食べれば良い、という訳にはいかない。デジタル難民は確実に生まれます。この最終計画、いかに棄民を出さないかの話にもなるのですが、ある地方で先かけての地デジ変化を行った地域も「あるんですが、全国単位ですと流石に脱漏は出ますね。生活保護世帯自体が既に同水準の所得世帯の中での恵まれた立場である以上、無料配布にどこまで意味があるのかは分かりませんね。