僕らの軌跡 -12ページ目

ハイヒールガール


ここは並森高校、略して並高。


俺は相変わらず山本や獄寺君、京子ちゃん達とは同じクラスで、

クロームに城島犬に柿本千種・・・達も、全日制ではあるけど同じ高校に通ってる。




「ツナ君!」


「わ!・・・・ど、どうしたの京子ちゃん」



赤点スレスレのテストを眺めていたら京子ちゃんがやってきた。


慌てて机の中に隠す。
(ぐしゃって音は気にしない)



「職員室の前でね、ツナ君の知り合いっていう女の人が来てたよ!」


「お、俺の知り合い?」


「うん!」



とても綺麗な人だったよー!と目を輝かせる京子ちゃんに、


あははと笑いながらも

どうしても一人しか思いつかない。



「それにしてもツナ君って外国の人の知り合いの人多いね!」


「外国、ね。はは・・・」


「綺麗な金色の髪だったー。あ、でも日本語すごく上手かったよ!」


「へえ・・・・・」



もう紅しか思いつかないんだけど!



「その人さ、来た理由・・・とか言ってた?」


「え?・・・うーん、いってなかったと思う。
・・・・・あ!でも!」


「ん?」


「早く来ないと1日3時間を5時間にする、って言ってた!」


「なっ・・・・」


「なんのことか分からないけど、」



早く行かなくていいの?と首をかしげる京子ちゃん。

ああ、傍から見たらどんなに可愛いしぐさに見えるんだろう。



でもにっこり笑うその笑顔の下の腹黒さを知ってる俺には、


とても可愛い、なんていってられなかった。




「職員室の隣の放送室で待ってるから、って言ってたよ。」



その言葉を聞いた瞬間、俺は走りだした。







・・・は、早く行かなきゃ殺される!











Hurry Up!
(1日3時間の修行だってしんどいのに5時間なんて無理だ!)





++++++++++



はい、3時間を5時間にとは修行時間のことです。


ツナには毎日3時間くらいは修行をしてほしいです。


学校があるから10時間はさすがに無理、だろうけど・・・・・・・。




あ、ちなみにこの連載の中の京子ちゃんは黒くしようと思います。



黒い京子ちゃん大好きだああああ!!!!(黙れええええ


・・・・自分の黒さを自覚してなかったらさらに萌える←






・・・・・あー、今日は短め。


ちょっとずつ切らないとありえないくらい長くなるからね。




ではでは、失礼しましたー!

ハイヒールガール

暑い。


冬だというのに暑さが半端ない室内。



何故なら・・・



「十代目っ大丈夫ですか?!まさか気分が悪いんじゃ・・・っ!!」


「あ、ご、獄寺君、俺は大丈夫だから・・・」



「でもツナ汗かいてるぜ?大丈夫かよ?」


「や、山本も暑そうじゃん」


「確かにこの部屋は極限に暑いな!」


「お兄さん・・・(お兄さんも暑い・・・)」




この部屋には獄寺君達・・・というよりは守護者が集まっているからだ。




「これで全員なの?」


「あっいや、雲雀さんと骸・・・雲と霧の守護者がいないから・・・・」


「ああ、六道骸は復讐者のところらしいね。」



そういって部屋の人数をざっと数える紅。


もとはといえば紅の一言で俺の部屋の人口密度が一気に上がったのだ。




「だってこれからボンゴレの十代目の修行をつけるんだもの。
守護者も全て把握したいでしょ?」


「雲雀さんと骸はいいの?」


「・・・ここに来る数日前に隣の黒曜でクローム髑髏には会ってきたから。」


「え、クロームに!?」



全然知らなかった。



「・・・あれ。」


「どうしたの紅?」


「・・・人数足りないんだけど。」


「へ?」


「嵐の守護者が獄寺隼人、雨の守護者が山本武、
晴の守護者が笹川了平で、欠席が雲と霧の守護者・・・やっぱ足りないじゃない。」


「・・・」



守護者は六人でしょう?と尋ねる紅・・・とさっきから部屋中を駆け回るランボを同時に見た。



「がはは!女だもんね!」


「紅、」


「・・・おかしい、雷の守護者がいない。」


「いや、その雷の守護者はそこ・・・」




俺の指差す先を見た紅はすぐさま顔を元の位置に戻した


「まあ、いっか。」


「(なかったことにしたー!)」



さっきから一度も視界にいれようとしてなかったのは知ってるけど!


と悶々と考えていると後ろから獄寺君が声をかけてきた。



「十代目、」


「ん?」


「こいつ誰っスか」


「え?」


「美人だよな!」


「うっせぇ野球馬鹿!そういう問題じゃねえだろ!」


「・・・ああ、そっか」



俺でさえ昨日知ったんだし、リボーンが一々皆に伝えに行くとは考えにくい。



「さっき、十代目の修行がどう、とかいってましたけど・・・」


「ああ、そうなんだ。」



えっとね、と話し始めようとしていた俺を制して
俺達の一段高いところ(俺のベッド)で足を組んでいる紅が説明した。








・・・



「なるほど。十代目の体術をさらに磨くため・・・
あんなに強いのにまだ修行するなんて尊敬します、十代目!」


「あ、ありがとう・・・・?」


「・・・にしてもこの女、姉貴と同じ匂いがするぜ」


チッと吐き捨てるようにいう獄寺君



「ビアンキ?そういや無理矢理押し切るとことか似てる、か、な・・・」


そういうと紅の顔色が一気に変わった



「姉貴?・・・へえ、獄寺は毒蠍の弟、ってこと。」


「腹違いだけどな」


「・・・へえ。」


そこまで会話を交わすと少し考え込んで



「毒蠍のこと好き?」



って何聞いてんのー!?


「まったく」



ちょ、獄寺君!?


「・・・てかあんた、姉貴のこと知って・・る、んスか?」



不服そうに敬語をつける獄寺君にではなく


"ビアンキ"という単語に眉間にしわを寄せる紅。



「ああ、ええ知ってますとも腹が立つくらいに。」



なんだか顔色がよくないので、紅も獄寺君と同じ被害者なのか?



「・・・にしてもツナ、あたしをビアンキに似てるなんて度胸があるのね。」


「えぇ!俺!?」



あわてて言うと、

ふんっと鼻を鳴らして睨まれたのでもうこの話題には触れないでおこうと思った。








Know!
(大体料理を毒物にするなんてナンセンスよ)(!・・・その通りっス!)
(意見が合うわね獄寺、あんたも弟子にしてあげる)(そんな、オレなんて!恐れ多い!)
((ご、獄寺君・・・))





++++++++++



ビアンキとの関係はこの後結構重要になってくるんでここらへんにいれとく。


獄寺はツナの師匠になることへの抵抗があったけど

ビアンキについてで紅と同盟でも勝手に結んで慕うようになってればいい。



にしても中途半端に終わったし、他の守護者が出てない・・・・・っ!!








・・・から、まだまだ続くよ。

ハイヒールガール


「・・・・はっ、・・はっ」



修行開始から2時間程経った。


呼吸を正常に戻そうと肺が動く。




「全然駄目。」


「・・・」


「攻撃が当たらない、当たってもかする程度。」


「・・・」



「やっぱり俺は弱いのか・・・・・そう思ってるんでしょう?」




ふう、とひとつ息を吐いて正常な呼吸にもどった彼女は俺の顔をのぞき見る。





・・・・悔しいけどその通りだ。



先ほどまで女とか丸腰だとかでためらっていた自分が馬鹿に思えてくる。



「紅さん、あの・・・」



「何?」



「あ、えっと・・・」




なんて言おう?

いいたいことは分かるのに言えない。



なんてやっかいな矛盾。



「・・・おにぎり、いる?」



「え・・・」



「沢田の家を出る前に奈々さんにいただいたの。」



「か、かーさんに?」




全然知らなかった。

いや正直リボーンに追い出された形だったから余裕なんてなかったし。



にしても何やってんだよかーさん!




「いらないの?」



「あ、いや・・・・・い、いります。」



「じゃあ、はい。」



「あ、ありがとうございます」



「・・・」



「・・・」



「ん、おいし」



「・・・」




沈黙。





「・・・・沢田、」



もぐもぐと口を動かしながら紅が話しかけてくる。


ちょ、ちゃんと食べ切ってからにして!




「は、はい!」



「それいらない。」



「え?」



「敬語。」



「あ、ああ・・・。
でも、紅さん俺より5つも年上だし・・・」



「たった5歳だけよ?・・・・あ、あと敬称付けもね。」



「え、ええ・・・・」



「本当にやめてよ、・・・・・・気持ち悪い。」



「なっ・・・!」




ひどいなオイ!




「じゃあ紅・・・でいい?」



「ん。」



「な、なら俺も・・・」



「ん?」



「沢田、ってなんか"気持ち悪い"・・・・感じだから。」




ちょっとムキになっていえばくすりと笑われる。




・・・うわ、不覚にも可愛い。



「じゃあツナ、ね。」



そういってふんわりと笑う。




こうしていれば普通の女の子に見える。


・・・・もちろん戦闘用のスーツを視界にいれないようにすれば、の話だけど。



「・・・ツナ、」



「ん?」



「今、失礼なこと考えてたでしょ?」



「え゛・・・」



「私ね、言い忘れてたけど読心術が使えるの。」



「なぁっ・・・!」




・・・じゃあ、




「その通り。」



彼女の口角がややあがる。




「女だからってためらってた、とかも聞きもらしてないわけ。」



「あ、えっとそれは」



「丸腰、ねぇ。
私が体術を教える講師ってことをすっかり忘れてるみたいじゃない。」



「ひぃ!」






にっこり、とさっきの笑みとは正反対のものを向けてくる。




「・・・・修行、再開しよっか?」



「・・・・はい」








Laugh!
(・・・・どうしたんだ、ツナ。そんなところで倒れやがって)
(リボーン!聞いてよ!ツナったらたった10時間の修行で筋肉痛になってるのよ!)
(ヘナチョコだな)
(なっ・・・!だって紅が)
(うふふー本当、丸腰の女より先にバテるなんてヘナチョコだわー)
(・・・な、ナンデモナイデス)





++++++++++



ツナが

「なっ・・・」「えっ・・・」


というセリフが大概なことについてお詫び申し上げます。



・・・だってあの人いつもしどろもどろなイメージがあるんだもん!←