早朝にお部屋を変えてもらい、

お互い再度しっかり眠ろうとなった。

 

えらいことになっちゃったよ…。


いい歳して醜態を晒し迷惑をかけ

恥ずかしさと惨めな気持ち。


泥酔作戦も失敗に終わり

これから先どうしよう…。


と、またグルグル考えていた。

 

こんな気持ちで眠れるわけがない。

 

ベットに横になりながら彼に

 

Chaiがかなり酔ってた時、

計画通り試そうとしたけど

酔いながらも足を開いてくれなくて

めちゃ抵抗してたよ。

 

と言われた。

 

私は全く記憶がない。意識がない。

 

こんな醜態を晒してしまって

いよいよ別れを告げられるのも

覚悟した私だったが、

 

まあ、俺は消化器内科だからさ、

排泄物と嘔吐には慣れてんだよね。

そこは全く引かないから安心して。

と冗談混じりに笑っていた。

 

Chaiの気持ちも解ってる。

けど、やっぱり克服しないと

結婚できないからなー。

本当に1回勇気出して我慢して、

エイヤーって頑張ろ?

そしたら俺たち結婚できるんだから。

 

〝エイヤー〟

 

当時よく彼が言っていたエイヤー。

 

そんな簡単じゃないのよ…。

 

思い通りにならないこの身体。

 

もう本当にどうしたらいいか

わからなかった。

 

どうしてここまで恐怖心が強くて

普通のことが普通にできないのか…。

 

28歳になった私はさらに焦り始めた。

 

つづく