外陰部の皮膚状態の視診。

これはなんとか耐えられる...

 

次に中の方も見させてねと内診へ。

 

あの苦手な音

(クスコなどの器具が当たる金属音)

クスコが皮膚にあたる感覚...

恐怖で涙が止まらない。

 

小学生用のクスコ、小学生用…

大丈夫、大丈夫...と自分に言い聞かせる

 

泣いているうちに内診は終わった。

 

ギャアギャア騒いだわりには

なんとか耐えられた...?

(このあたりの記憶が曖昧)

 

ここの婦人科は

カーテンの仕切りがないので

先生の顔もよく見える。

 

皮膚の状態は問題ない、

膣が小さ過ぎるなどの器質的問題もないが

過度の緊張や恐怖で膣出入り口の筋肉が

強く収縮してしまうのだろうと。

 

この時点では、

ワギニスムスや膣痙攣などの

診断名は伝えられてはいなかった。

 

看護師をしているが

働いている科が異なるので知識がなく、

婦人科領域のこの診断名も知らなかった。

膣痙攣と言われたのもだいぶ先だった。

 

ただ、

〝恐怖が強く人より痛みに弱いから〟

そんなふうに思っていた。

 

そして、先生から

今までの心理的状況などを掘り下げながら

要因を探っていき治療方針を考えたいと。

 

専門の心理士によるカウンセリングを

受けることとなった。

 

つづく