新型コロナウイルス感染症の治療薬(軽度から中等度)で、経口薬として服薬可能な種類は、主に3つ在りまして、ラゲブリオ(メルク社:モルヌピラビル)200mg×8カプセル💊(4カプセル×朝夕)を5日間とパキロビッドパック(ファイザー社:ニルマトレビル/トナビル)300mg/100mg(2錠/1錠)を、ゾコーバ125mg(シオノギ社:エンシトレルビルフマル酸)である。
ラゲブリオは、RNA依存性RNAポリメラーゼを選択的に阻害(RNA合成酵素阻害藥)薬で重症化を抑制する効果が30%あります。
※新型コロナウイルスのコピーミスを誘発させて、増殖が不可能になる。
パキロビッドパックは、プロテアーゼ阻害(タンパク質合成)薬で重症化を抑制する効果が89%ありますが、腎機能が低下していると減量して使用しなければならないそうです。(eGFR30%〜60%でニルマトレルビル1錠減)
ゾコーバもプロテアーゼ阻害(タンパク質合成)薬で、重症化を抑制する効果は24時間短縮させることが出来るが、禁忌薬💊(降圧剤や免疫抑制剤等)が多すぎる点が問題です。
臨床医師は9割がラゲブリオの処方になっているそうです。(1年間の実績)
その他には、高脂血症治療(コレステロール)薬の
スタチンは抗炎症作用、抗血栓作用を持つことが知られており、新型コロナの過剰な炎症や血栓形成をスタチンが抑えることで重症化を防げるのではないか、という仮説があります。