手術までまだ日もあって暇なので色々と前回書こうと思って書き忘れたことや、入院中に起こったことの備忘録みたいなものを書いていこうと思います。

 

まず最初の病院でのこと。

この病院は子供の頃から予防接種などでよく行っていた内科の個人病院です。

問診票を記入後、先生に呼ばれ、腹部の触診を受けました。

右の肋骨の辺りをポンと押されたときに激痛で悶え、先生も「あー、これは胆嚢だねぇ」みたいな反応。

そしてすぐに採血、CT検査、超音波(エコー)検査を受け、痛み止めの点滴をし、血液検査の結果を見て即入院という流れに。

そこからは3日間の絶食で、絶食中は炎症を抑えるための抗生剤の点滴を1日3回、水分補給のための点滴を24時間の状態。

不思議なのが、絶食しているにもかかわらず、なぜかゲップは出るんですよ。知らないうちに空気を飲んでるのかな。

でも便はまるっきり出ません。絶食明け以降の流れは先日の記事の通りなので割愛します。

 

次に2つ目の総合病院でのこと。

先日の記事には書きませんでしたが、最初の病院を退院する際、既にこの病院への紹介状を貰っており、受診までの流れはスムーズでした。

というか痛みの有無にかかわらず月曜日には紹介状を持って受診する予定になってました。

しかし、土日を挟んで思った以上に病状が悪化していたようで、最初の病院に行ってときよりも痛みの度合いは格段に上がってました。

で、こちらの病院でも再度検査を受け、やはり即入院の流れに。

 

入院の前に外来ですぐに痛み止めの点滴をしてもらったのですが、それがほとんど効かず、病棟に移ってから今度は強力な痛み止めをしてもらいました。

これが一番記憶に残っているといっても過言じゃないのが、その痛み止めをすると、めちゃくちゃ気持ちいいんですよ。

痛みがなくなるのは勿論なんですが、頭がフワフワして視界がグルグルして、真っ直ぐ歩けず一人でトイレにも行けないぐらい。しかしそれがめちゃくちゃ気持ちいい。3センチぐらい浮いてんじゃないかみたいな感覚。

その薬の名前までは分かりませんが、恐らくモルヒネのような医療用の麻薬に分類されるものだと思います。

お酒は一滴も飲めないのでわかりませんが、お酒を飲んで気持ちよくなるのってあんな感覚なんでしょうか。

この日は、痛みのせいなのか、その薬のせいなのか、記憶がやや断片的で、気付いたら爆睡して朝になってました。

 

そして2日目、胆管に詰まっている胆石を除去する手術を受けました。詳しい手術の内容は先日の記事に書いているので割愛します。

最初に喉に麻酔をして、ベッドにうつ伏せになり、「眠たくなるお薬注射しますよー」と言われ、周りで先生や大勢の看護師がバタバタし出した辺りで記憶がありません。

気付いたら、体中に色んな管や線がついた状態で病室に戻ってました。いかにも病人らしい見た目だったことでしょう。

あんなに痛かったのが、手術後は嘘のように晴れて、とりあえず一安心。

その後は絶食も明けて、点滴も徐々に少なくなり、シャワーにも入れるようになったりと、入院期間の後半はほとんど自覚症状の無い状態で、暇な時間を潰すのに難儀しました。

 

あと、「胆嚢って取ってもいいもんなの?」と疑問に思われる方がいるかもしれないので一応。

胆石が原因で有症状態になった場合、胆のうはむしろさっさと取った方がいいです(と言われてます)。

胆嚢は、肝臓から分泌される胆汁を貯蔵し濃縮する器官で、胆汁は脂っこいものを食べたときに脂肪の消化と吸収を助けるために排出されます。

その胆汁を排出する際に胆嚢が収縮するため、胆石が胆嚢の出口や胆管に詰まることで炎症や激痛が起こります。

胆嚢を取ってしまっても、胆汁自体は肝臓から分泌されるので、問題ありません(と言われてます2回目)。

といっても、胆嚢を取ったあとに脂っこいものを食べたらお腹を下したり、食べ物の好みが変わる、というのはよくあるようです。

 

入院中はとにかく血は採られまくるし、点滴も刺しっぱなしで不自由なんですが、胆石の発作の痛みと比べれば屁みたいなもんです。

あの痛み以上に怖いものはありません。なので早く手術してほしい。

 

てことで前回書き忘れたことは大体書けたと思うので、次こそは手術後に書きます。

ばいばい(^o^)ノシ