慢性腎不全になると病期に応じて、食事のエネルギー、たんぱく質、食塩、カリウム、リンなどの調整が必要になります。

腎臓の機能低下を防ぐため、適切な薬物療法に合わせて食事療法が重要です。


一例を作ってみました。


我が家の栄養士さんのブログ

・低たんぱくご飯(ゆめごはん1/35 150g)

・豚肉の味噌漬け焼き
  お肉の量は豚ロースで脂身がついています。生で50g。

・野菜のオイル焼き
  

・ピクルス


【栄養価の合計】

エネルギー:564kcal、たんぱく質:13.2g、脂質:22.8g

炭水化物:74.4g、カリウム:523mg、リン:196mg

食塩相当量:1.3g



【ポイント】
①低たんぱくご飯の使用
低たんぱくご飯を主食にすることで、良質なたんぱく質源となる肉・魚介類・卵類の量を増やすことができます。

今回は小盛りの150gで計算しましたが、
普通量の180gにすると613kcal、大盛りの200gにすると645kcalにアップします。

なにより、家族と同じおかずでもOKになりますので、調理を担当する方の負担が減り食事療法が続けやすくなります。


②しっかり味+うす味でメリハリ
濃い味の味噌漬け+酸味をきかせても美味しい薄味ピクルスで、食塩量をおさえます


③カリウム対策
ブロッコリー、カボチャ、マッシュルームは茹でこぼしてからオイルと絡めて焼いています。
野菜がそれぞれ個性的な味をもっているので、塩味はつけずブラックペッパーのみにしています。

茹でこぼした野菜を冷蔵庫にストックしておくと便利ですね。