昨日は東京都杉並区におきまして、第6回在宅チーム医療栄養管理研究会が開催されました。

管理栄養士にとって大変勉強になる魅力的な内容でしたので一部紹介いたします。




今回のテーマは褥瘡の栄養管理について。
ネスレ様より褥瘡(じょくそう)と栄養管理についてのご講演があり、褥瘡発生のメカニズム、褥瘡の栄養管理ガイドラインをお話しいただきました。


【ポイント】


●褥瘡の予防・治療の3本柱は体圧分散(除圧)・栄養管理・スキンケアである


●創部の回復期段階に合わせた栄養素補給を

 ⇒たんぱく質、亜鉛、鉄、ビタミン、銅、アルギニンなど



また、木下皮フ科院長 木下三和子先生より「皮フ科医が診る在宅褥瘡ケアの実際」という題でご講演いただきました。


●褥瘡の基本的な考え方について

 ⇒なぜ褥瘡ができたのか?原因について、評価が必要


●褥瘡の診断&在宅での治療の進め方について

 ・脱水の把握

 ・栄養状態の把握(食事量・内容の評価)

 ・検査データの確認

 ・自力で体を動かせるか?

 ・体圧分散寝具の要否の判断

 ・褥瘡の発症・悪化の原因を推測

 ・介護力の把握、経済状態の把握

 ・多職種との連携をどのように進めるか


●在宅における実際の症例



症例では、木下先生の体験や、医療に対する思いを交えながら紹介してくださいました。


最後に、ひとつの褥瘡患者さんの症例を通じて全員でグループディスカッションを行いました。


 ①自分の職業としてどのようなサービスを提供するか?

 ②多職種とどのように連携をとるか?


同じ職種でも着目点も違えばアプローチの仕方も様々。

また、他の職種の方の意見も伺えることができ、大変勉強になりました!



ご興味がある方はぜひ仲間になりませんか^^


HP⇒在宅チーム医療栄養管理研究会