罪と罰 | 主は私の羊飼い

主は私の羊飼い

アブラハム、イサク、ヤコブの神、神の子キリストを信じる信仰とは。
無農薬、無化学肥料、
ほとんど不耕起、
自然栽培で作った野菜、果物で
健康を維持する。
統合失調症と診断された娘との暮らし。

シャローム! 安息日を感謝します。

 

連日暑い日が続いています。

さすがにここ二日間は夕方2時間くらい冷房をつけています。

でも夜はそれほど暑くなく、虫の合唱を聞きながら寝入ってしまいます。扇風機はつけていますが。

 

さて、今朝の礼拝で創世記6章を朗読しました。

ノアの洪水の箇所です。

 

「主は、地上に人の悪が増大し、その心に計ることがみな、いつも悪いことだけに傾くのをご覧になった。それで主は、地上に人を造ったことを悔やみ、心を痛められた。そして主は仰せられた。『わたしが創造した人を地の面から消し去ろう。人をはじめ、家畜やはうもの、空の鳥に至るまで。わたしは、これらを造ったことを残念に思うからだ。」5~7節

 

「地は、神の前に堕落し、地は、暴虐で満ちていた。神が地をご覧になると、実に、それは、堕落していた。すべての肉なるものが、地上でその道を乱していたからである。」11,12節

 

人間が堕落し、暴虐で満ちていたのは、天地創造から間もなくのことで、それが今もなお続いているわけです。

神様はここで世界を1回リセットされました。

 

それでも人間は堕落し続け、2回目のリセットが御子イエシュアの降臨と死、復活でした。

 

御子イエシュアの贖いによって、人の罪はリセットされましたが、リセットされてもなお罪を犯し続けるならば、その人に次のリセットは与えられません。

 

しかし、死ぬまでに悔い改め、トラーに従うならば神の情けをいただくことができます。

 

 

最近、ドストエフスキーの『罪と罰』を読みたいと思い、図書館で探しましたが置いてありませんでした。

しかたなく、手塚治虫氏の漫画のものを借りて読み始めましたが、やはり内容がはしょってあるようで、今度また古本屋に行こうと思っています。

 

検索してだいたいのあらすじを知ってしまいました。

 

この小説のテーマは「罪を犯した人間でも更生できる」というものです。

ドストエフスキーは、死刑直前に恩赦でシベリア行きとなり、そこで聖書を読んだそうです。

 

なので、主人公のフルネームの頭文字が「PPP」になるようにし、それは反転して「666」となるとのことです。

でもそれでは、「666」なる者たちも更生すれば罪赦されることになってしまいます。

この人たちは最後まで神に反抗する象徴として預言されているので、更生はありえません。

 

私が今も時々思い出すのは、光市母子殺害事件です。

当時18才だった青年の犯した罪は、狂気じみていて、恐ろしく、人間とはこれほどまでに堕ちるものなのか、と絶句してしまいます。確かに父親からの暴力があって、母親の自殺を目の当たりにした彼の心情を思うと複雑です。

精神異常と診断されればそれまでですが、そうでない場合、彼にもやはり更生はあり得ます。ここで言う更生とは悔い改めです。

 

彼が聖書を読み、それに従って生き続けるならば神様は受け入れてくださいます。

最後の審判で下される判決は無罪です。

 

たとえ、彼のような恐ろしい犯罪をおかしていなくても、安息日を守っていなければ、神様の前でその人は有罪です。

 

また、『罪と罰』の主人公は正義感に満ち善行もしていましたが、殺人をすれば当たり前に有罪です。

 

人は、自分の思考の中で、罪を犯してもいい理由を勝手に作り出します。

社会が悪いから。親が悪いから。優しくしてやったのに裏切ったから。自分の考えと違うから。みんながしているから。全部悪魔的な考えです。そのような思考で頭がいっぱいになったとき、罪を犯します。

 

「イスラエル人の全会衆に告げて言え。あなたがたの神、主であるわたしが聖であるから、あなたがたも聖なる者とならなければならない。おのおの、自分の母と父を恐れなければならない。また、わたしの安息日を守らなければならない。わたしはあなたがたの神、主である。あなたがたは偶像に心を移してはならない。また自分たちのために鋳物の神々を造ってはならない。わたしはあなたがたの神、主である。」レビ記19章1~4節

 

聖なる者であり続ける最低条件は、母父を恐れ、安息日を守り、偶像を持たないことです。

 

しかし、父母が神様の教えを守っていないなくて、子どもに暴力(ことばも含む)をふるうならば、子どもは逃げるか距離を置くべきです。

 

私の両親はいたって温厚で、私が叱られることは片づけが悪いことくらいでしたが、自分がクリスチャンになってからは、家に仏壇があって、その中に日蓮の像がおかれるようになると、早く家を出たいと思いました。

 

最近、波動、量子力学流行りで、私も日々感謝していれば、物事上手くいくのだろうかと考えてしまいましたが、世の中そう簡単にはいきません。

結局、私たち人間は神様に造られたのだから、神様の掟に従っていることが1番大事で1番幸せなのです。

 

我が家にずっと飾ってあるノアの箱舟の神の模型です。

イラストがわかるように撮ると船の半分しか入りませんでした。