第二章 和賀仲二の事件
「やー、最近どうも腰が痛い。もう年なのかもしれないな。」
ひとり言のように言うと妻の昌が音を立てずに少し笑った。
「今日はすまなかった、こんな冷えると思わなかったからね。」
「仕方がないですよ、最近の天気は予想できないですからね。」
今日は雪だ。もう3月なのにこんなに寒い。腰が痛くなるのも当然かもしれない。なにせ昔のあのとんでもない手術をしてからというと、ちょっと気候が変わっただけですぐ体の節々が痛みだす。
インターホンのむこうで統が「おかえり」と言って家のドアを開けた。
「少し早かったじゃん。」
「うむ。寒かったからな。」
実の息子に腰が痛くてかえってきたなんて言えないだろう。家の中はぬくぬくしていた。かじかんだ指がいきなり温まろうとするから、ずきずき痛む。奥で佑稀さんと赤井さんの声がする。そうかまだこんな時間か。リビングに入って帽子をとった。
「どうも。」
「あ、おじさん、こんにちは。」
赤井さんの私に対する態度はおもしろい。日本人にはない態度だ。気を使うでもなく使わないでもなく。まるで私の昔の同級生であるかのような話かたをする。歳は聞いたことないが、二十は離れているだろう。いや、下手したら三十離れているかもしれない。赤井さんの表情から歳を予想するのは難しいのである。
雪のついた上着を脱ごうとしているとリビングの電話がなった。
「私が出よう。」
と言って出てみると聞き覚えのある声がした。
「父さん?」
息子の正弘だ。
「ああ、私だ。おまえ、今どこにいるんだ?連絡をもっとよこせといつも言っているだろう。」
正弘からの電話ではいつもつい口調がきつくなってしまう。
「あー、うん。そうしようとはしてるんだけど、こっちも色々あるんだよ。そんなことより、母さんに代わってくれ。」
「そんなこととはなんだ。それに母さんは今いない。」
嘘をついた。こいつはいつも私から逃げようとする。だから、今度こそはまともな話をしようとした。
「じゃ、兄さんでいい。声がしたからいるだろう。」
こう言われちゃ、仕方がないしぶしぶ統に代わった。
「あーそうか。」とか「急だな。」としか統は言わないからさっぱり何について話しているのかがわからない。ふと目があったから話が終わったら電話を私に代わるように身振り手振りで伝えた。統は頷いた。ソファで統を見ながら待っていた。話が終わったようだったから立ちあがった。
「あー、わかった。ちょっと代わるぞ。」と統は言って、私に代わった。
だが、正弘は私の声を聞いてすぐに電話を切った。くそ、実の親をなんだと思っているんだ。
「切られた?」
「ああ。」
「あいつ、まだあの事を気にとめてるのか?」
「そうなのかもな。」
あの事についての話になると統は「俺は大丈夫だ」といつも私に主張してくれる。私も良い息子を持ったもんだ。俺の事をなんだかんだ言って気遣ってくれるからな。だが、あいつはこの話をすると必ずどこかで溜息をこぼす。そこからすると、あいつもまだ、あの一件については納得していないのだろう。
私と統の間で会話が途切れた。佑稀さんと赤井さんの声が聞こえてくる。
「あいつ、帰ってくるんだって。」
「なんだって?」
「東京にかえってくるって。」
「この家にか。」
「そこまでは言ってなかった。けど、来週あたりらしい。」
あいつが帰ってくる。そうか、やっと帰ってくるのか。忙しいってのは嘘だな、きっと。どこにいるのか知らないが、本当は仕事についてないんじゃないか?そんなことはさておきそろそろ時効だろう。すぐにでなくてもいいが、あいつが東京にいる間にしっかりと話をしよう。正弘に、それから統にもだ。二人にあの一件についてこれ以上隠しているのは無理だろう。
第一章 和賀統の一日
食器棚から取り出した二枚の皿をコンロの横に並べる。フライパンから作っておいたオムライスをそのうちの一つの皿にのせる。もう一つはひとまず置いておいて、のせた方の皿をリビングへと運んだ。
「佑稀」
ソファでうさぎと戯れている佑稀を呼んだ。うさぎを膝にのせたまま佑稀は顔だけをこちらに向ける。ごはんできたの、と聞く彼女に俺はテーブルの皿を指さしながら言う。
「あぁ。昼飯、出来たから置いとくよ」
「わかった」
佑稀はうさぎを小屋に戻しにかかった。俺はそれを見て、自分の分のオムライスを作ろうとキッチンに戻る。
俺はプログラマーを今の職業としている。子供のころからパソコンをいじるのは好きだったし、なによりこの仕事は家でできた。仕事場に満員電車に乗ってまで行って、上司に使いまわされるなんて事は、性に合わない。つまりは、この仕事は俺が就くに打ってつけだったわけだ。
その為、俺は一日中家にいる。佑稀も働いているわけでないから、夫婦そろって一日中にいるわけだ。だから、俺たちは食事作りを朝夜は佑稀、昼は俺と決めたのだった。そして、今の時刻は十二時三十五分。昼は俺が担当だった。
と。チャイムが鳴った。キッチンを出たところに設置してあるインターホンの受話器をとると、向こうから女性の声が聞こえてきた。
「あ、もしもし?赤井ですけど……」
「あ、ども」
赤井とは我が家の隣に住んでいる一家のことである。他との関係もそれなりにあるが、一番親密に接しているのはここの一家だ。確か3年ほど前にここに引っ越してきた。夫は純粋な日本人らしいのだが、彼女はどこか東方の国出身のようだ。日本語は流暢に話すことができているのだが。彼女は佑稀と違って専業主婦だ。夫の方は仕事の内容はよく知らないが夜遅くに帰ってくるところをみると、かなり忙しいみたいだ。といっても物音がするというだけで姿は見ないのだが。彼の顔を見たのは引っ越しの時とそれから四、五回程度だ。子供は三人いて、上の女の子は十歳のはるか。下二人は男の子で、そのうち上が八歳のとうま。下が三歳のたくやという。
今日彼女が訪ねてきたのは、たくやを預けにだと思う。毎週火曜と木曜は昼ごろから彼女には用事があるらしく、彼女が出かけている間俺たちでたくやを預かることになっているのだ。こちらに訪ねてくる時間は特に決まってはいないのだが、知ってか知らずか何故か毎回昼食をとっている時に現れる。そこが若干気になるが別に気に障るということはなく、彼女の方も気にはしているのかある時から色々料理を持参してきてくれるようになった。それで、出かけるまで時間があったり、食事がまだであったりする時は一緒に食事をとることもある。
俺は彼女と分かって玄関に出た。
「今日の用事はなくなったんです。でも、いつもお世話になってるんで食事だけでもと思って……」
見ると確かに彼女は手にタッパーを抱えていた。俺はまだ食事をするぎりぎり前であったから彼女を招き入れて一緒に食事をとることにした。
「今日はオムライスなんすけどね、大丈夫ですか」
「全然構わないですよー。あ、これは苺です。食後にでもどうぞ」
なるほど、中身は苺だったのか。
受け取って冷蔵庫に一度しまっておくことにした。
「んじゃ、佑稀の隣にでも座って――」
「どうもです」
俺は自分と彼女の分も作ろうとキッチンへと戻った。オムライスを作りつつリビングから漏れてくる佑稀と彼女の会話に耳を傾ける。話の内容はどうやら互いの子供のことのようだった。
我が家にも子供が二人いる。二人とも女の子でそれぞれ奈々とゆずという。奈々は十二歳、誕生日を迎えた小学六年生である。ゆずはこの前誕生日を迎えたばかりの十歳。奈々と同じ学校に通う四年生である。
同性で年も二歳しか違わないのだから喧嘩してもおかしくないのだが、そんな様子は全くない。勿論逆にすごく仲が良いという訳ではないが、世間一般に言えばこの姉妹は理想像だろう。自慢ではないがそう思う。
出来上がったオムライスをリビングへと持っていく。
「あれ、ご両親今日はいらっしゃらないんですか」
「はい?……あぁ、今日は二人揃って出かけててね」
今日は木曜で仕事はあるのだが、休みをとって食事を取りに行った。久しぶりに気分転換させる、らしい。
「もうすぐで帰ってくるだろうけど、気にしなくていいですからね」
俺は佑稀とだけでなく両親とも一緒にこの家で暮らしている。佑稀が了承してくれたからだ。父親は五十五歳でそろそろ定年を迎える年だが、まだまだ元気だ。母親も五十二歳。こちらは仕事にはついておらず、最近は色々教室に通いだした。
そんな事を話していると、噂をすればというのだろうか、本日二度目のチャイムが鳴った。多分、両親だろう。インターホンの映像をのぞいてみると確かに二人だった。
「ちょうど帰ってきたみたいですね」
そう少し笑ってドアを開けた。
「おかえり、父さん、母さん」
はい、次はゆりさん
序章 和賀 統の語り
なんかノリで書いてるうちになんだか怖い感じにw
まぁすぐ書きなおせるからこの章は
なんかあったら言って下さいと
とりあえず、この後の俺の一章の後
はやく順番決めようね
我が家は平和だ。
他の家庭であるような兄弟喧嘩もない。嫁姑の問題に悩まされることもない。
金だってそこまであるほうではないが、裕福な家庭であることは間違いないだろう。
けれど、平和すぎたからこそ、普通ではなかったのかもしれないと、俺は今になって思う。
平和すぎた我が家に、まるで釣り合いをとるかのようにして様々なことが起きていった。
始まりが、いつなのかも今となってはわからない。
それとも、始まりなどなく最初からここは普通ではなかったのだろうか。
我が家は平和だ。
2月13日の
部活動報告~
えー、今日結局集まったのは
俺とちあき、パー仔とかれんの4人でした
和賀家一家がちょうどあつまるというミラクル((笑
ちょうどいいので俺らだけでもと議題1の名前決め
行っておきました^^
結論から言うと
主軸 → 和賀 統 (我が統。うわーなんかエロいw 日村がいいそう)
まま → 和賀 佑稀
お姉ちゃん → 和賀 奈々葉
妹 → 和賀 ゆず
えーと……
なんかすみません……
俺ワールド展開しちゃったorz
だ、だって皆がいいっていうからさぁ!!
とりあえず俺が統にしたいってのはいいでしょ?
そっから子供の名前は親が決めるべきだってなって
チャッキーと俺で決めにかかったんだけど
……ん、そうだ、ここだよ
ここでかれんが「ばなな」とか言ってるから俺がちょうしにゴニョゴニョ……
じゃあ、ななはにしちゃう?→もろパクリじゃん→ま、いいんじゃないの?→じゃあななはにするか→一応漢字で→パくった感ごまかそう→おっけー
で、奈々葉になりました
実際もそうだったらどうしよう……((汗
で、じゃあままと妹ちゃんはチャッキーワールド展開させようってことになって
まず妹ちゃんがゆずに
そっからままの名前になったんだけど
これがなかなか決まらなくて
2人帰っちゃっても決まらず
俺とチャッキー2人残って考えたんだけども
俺がノリでゆうきにしちゃう?とか言ってみたら意外にちあきがそれにのってw
漢字色々考慮して佑稀になりました
まぁ、立ち位置ちがっ……((自重
そんな感じです
俺の両親・弟とうぉい(赤井家)も決めろよー?
俺は明日は基本いつでもログインしてるかな
まぁ随時俺のブログにうpっとくけど
平日は10以降いると思われる
暇な人は話においで((笑
議題
今日の会議で話し合う議題について
議題その1
名前について。
女性陣はまだ大丈夫かもしれないが、男性陣はさすがに考えないとまずいだろう。
それぞれについて、話し合う。
もちろん女性であっても変更は可能。
議題その2
ローテーションについて。
俺(よっしー)スタートはいいが、それ以降が全く決まっていない。
ローテーションの回り方を決めよう。
また、完全ローテーションで行くのか、話の流れで語り部を変えるのかも決めたほうがよいと思われる。
議題その3
文章について。
「種をまく人」のような語り口調で行くのか、それとも小説風に行くのか。
議題その4
章題について。
「○○の話」と同じようにいくのなら、「○○の一日」とか「○○の日常」的なものを考えるべきだろう。
それについて案を募集する。
議題5
最重要項目、ストーリーについて。
起承転結を考えなければ、話が進まないだろう。
おおまかにでも決まれば後は俺が何とかしようと思う。
「転」あたりをそれなりに盛り上げたい。
ひとまず、「結(オチ)」だけでも考えてくるように。
以上!
