前回の函館旅行の続きで、
私の一番の目的、和菓子編です!



函館は道内では和菓子屋さんが
多い町で、とてもじゃないけど全ての
お店を一泊で回るのは単身でもなければ
家族を和菓子屋巡りだけに付き合わせるのは
申し訳ないので、
今回も事前にピックアップした本当に
気になる数店をまわりました。




まず一店舗目は千秋庵総本家さん

こちらは北海道の和菓子店の源流になった
お店で、六花亭や札幌千秋庵など
このお店から独自に枝分かれしていった
お店が多いため、
現在こそ岐阜の老舗菓子店のグループ会社と
なっていますが古い歴史を感じるお店です。


一番歴史のある宝来町本店には
以前に2度行ったことがあり、
上生菓子を店頭で見た記憶がなかったので
(見落としていただけな気がしますが😅)

今回は初めて観光商業施設
ハコビバ内の店舗へ


まさに桜の季節にぴったりの
浮島。




五稜郭の焼印も可愛らしい



こちらでは浮島と練り切りの二つを購入。



初めて浮島を口にしましたが、
これが本当の浮島かと思うしっとり感と
キメの細かさ。
上生菓子はどちらも甘さ控えめで
上品な味わいでした。




ちなみに上の写真がハコビバ入り口。

初めて入りましたが、
コロナのご時世のためあまりの閑散さに
どのテナントの店員さんも
やる気が無くなりすぎて(当然と思える程お客さんもいないので仕方ないのかな)
観光客が戻るまであと何ヶ月辛抱できるのかなと心配になるほど、
真新しいのにゴーストタウンのような
雰囲気でした。




二つ目に行きたかったのは
御菓子処ひとつ風さん
 
こちらも老舗で上生菓子の種類も
多く、
薯蕷饅頭もありました。


上生菓子以外の写真はありませんが、
珍しい白粒餡の最中や
きんつばも一緒に買い、
驚いたのは最中の白粒餡の
美味しさときんつばも餡の硬さや味わいが
バランス良く
素晴らしかったです。


ただ上生菓子は昔からの糖度の餡を
用いているのか他店に比べても
甘さが強く、一度に一つ食べきれないほど
甘かったので個人的には少し苦手でした。


他のお菓子は甘すぎることもなかったので
上生菓子だけ敢えて
そうしている気がしました。



三店舗目は早朝から開店していて、
お客さんがひっきりなしに来るお団子で
有名な銀月さん。


店舗の割に駐車場が大きいと思ったのは
一瞬で、これでも全然狭いと思うほど
車で来るお客さんも後を絶たず、
お団子だけを求めてこれだけ客足があるのは
すごいなと思いました。





お団子が餡や胡麻だれで

ものすごいことになっていたため

写真は撮り忘れ(笑)


ですが、人気に納得のお団子でした。

他にはないほど、とっても柔らかいのに

コシもちゃんと残ってるお団子で

単純なものほど、難しく、特徴が出る

ということがまさに当てはまるお店でした。



ホテル近くの湯倉神社。




そして4店舗目、

栄餅さん



函館山の近くにあるこちらの店舗は
歴史のある建物で、
印象的だったのはお店の中にある工房で
片付けも終わったような店主の方が
嬉しそうにこちらを見ていることでした。


9時半過ぎに来店しましたが
もう少し時間が早ければ、
何か作業も見られたかなと思い
優しい微笑みの職人さんの仕事振りを
見たかったなぁと思いました。


買ったのは柏餅と桜餅で、
ちょっとこちらのお店の代表的な商品を
外してしまい、とても丁寧な作りで
美味しかったのですが
特徴のあるお味ではなかったので
次回はクチコミなどにあるお団子などを
食べてみようと思いました。



最後は干菓子の商品も有名な

龍栄堂さん。



札幌や小樽では寒氷や錦玉を

推し出してるお店はあまりないため、

私としては初めての実食!




娘がどうしてもこれがいいと言うので
箱入りで高価で一瞬怯みましたが、
何のために来てるんだ?と思い返し
買いました🤣


自宅に帰ってから味わい、
不思議な食感と美しさに
今まで私があまり触れたことのない
知らなかった和菓子の世界を見た気がしました。




というわけで長くなりましたが、
和菓子の勉強にもとってもなった
今回の函館旅行でした。


次はもっとじっくり作業を見せてもらえる
お店があれば、事前にお願いして
そんな時間も作れたらいいな。
(さすがに娘を連れてじゃ難しいかな😅)


最後まで読んで頂きありがとうございました!