世間ではやりたいことを仕事にする
というワードをよく目にするけど
私自身37歳まで、それが全然わからず
どちらかというと無縁でした。


就職活動時代、漠然と食べ物が
好きだったので
食品メーカーで商品開発をしたいなどという
思いもありましたが、
そんな企業に採用されるだけの
人材でも無ければ、明確なビジョンもなく
食品とは関わりのない会社の
事務職に就きました。


社会人になってからは、趣味やプライベートに
楽しみを見出し(笑)
仕事は生活や暮らしを豊かにする
手段でしかなく
業務改善や小さな企画事には燃えましたが
そういうのは実務外で、
私は自分のできる仕事をやるまでだと
思ってました。


けれど今、ひょんなことから
自分のやりたい仕事に出会い
思うことは、
意識せずとも普段から『こうだったらいいのになぁ』
『こんなものがあったらなぁ』と思う対象こそが
やりたい仕事につながる可能性もあるということ。


例えば、
自分の住む町に
おいしくて、季節を感じる
お菓子がいつも並んでいて、
つい覗いてみたくなるような
そんな和菓子屋さんがあったらいいのにな!
って思ってました。


もちろん、和菓子に限らず
お花屋さんや本屋さんやパン屋さんも
同じようにあったらいいなと
思うのですが、

昔からお菓子作りが好きで
その中でもどちらかというと
素朴でおばあちゃんが作ってくれるような
不格好でも温かみのあるお菓子を
作るのが好きだったので
おのずと私はパティシエは何か違う気が
しましたが、和菓子職人という仕事は
想像すらできませんでした(笑)


わからないときは全然わからないのに、
わかってしまうと、なぜ今まで気づかなかったのか?
という位、いつもすぐ側にあった好きなものへの
気持ちや情熱がやりたい仕事の答えでした。

でももし当時就職活動中だった頃の
自分にそれを伝えても、
アルバイトでもいいから
好きな仕事をとことんやろうと
思えたかどうかはわかりません(笑)

でも好きかもしれない仕事には
お金を払ってでも働いてみた方が
良いと今なら言える気がします。


これまでの仕事も
特に嫌々働いていた訳ではありませんでしたが、
好きなことにはこんなにもプラスに気持ちが発展していくんだと
知ったのは驚きでした。


この先、私はどうなれるかも
どうなるかもわかりませんがほっこり
毎日好きな仕事を働きながら学べるのは
それだけで幸運だなと思います。



最後まで読んでいただきありがとうございました!