①のつづきです ↓

 

 職人側の仕事に少しでも加わりたくて

私はとうとう行動を起こすことに!

 

 

まずは工場長に

 

「和菓子作りに興味がある!

特にこの工場内で手作業で行う技術を学びたい!」

 

だから、自分が休みの日に作業を手伝わせてもらうのを、

許可していただけますか?!」

と頼みました。

 

 

このカミングアウトまで半年ほど

職人のような仕事がしたい!

でも仕事を始めたばかりで生意気かな?

でもやりたい!

でもやらせてもらえるわけないよね?

 

そんな堂々巡りを頭の中で何度も

やってました(笑) 

 

でもやっぱり当たって砕けたらいい!

と思い伝えたのです。

 

 

ただしお菓子の世界、

職人の世界はやっぱり厳しく

当たり前ですが

一筋縄にはいきませんでした(笑)

 

 

工場の和菓子の職人さんは3人、

そのうち1人は工場長で誰よりも多忙!

残る2人のうち1名は高齢で体調も良くないため

一度退職して現在はパートとして働いている方、

 

最後の1人は私がその仕事ぶりから憧れていて、

昔ながらの手作業を中心としたお菓子を作る方でした。

 

 

職人はその3名しかいない中で

突然和菓子作りたいです!と

言い出したパートに、

 

しかも短時間勤務のパートに

仕事を教えてくれる職人さんなんて

いるわけないだろうと思っていました。

 

 

話を打ち明けた工場長にも、

「でも、仕事外の時間とはいえ

誰にも教えていただく余裕はないですよね・・?」

という具合で話を締めくくり、

 

「まぁ、そうだな」という感じで

最初のカミングアウトは終わりました(笑)

 

 

しかし!

 

和菓子の神様が見捨てないでくれたのか?

どうかはわかりませんが

幸運が起こりました!

 

それは、憧れている手作業の職人さんが

(ちなみに70歳過ぎ超ベテラン)

 

いつもはほとんど話す機会がないのに、

和菓子作りに携わるのは無理なのかと

がっかりしたその日、

 

つい羨望のまなざしで作業を覗き

休みの日に作る方を教えてもらいたかったけど

やっぱダメでした(笑)

と漏らすと、

 

 

「休みの日に来るんでしょ?

上生菓子に興味があるのかい?

俺が教えてやってもいいよ!」

 

と、一番教わりたかった上生菓子を手伝わせてくれる

なんてことがあるの!!と

天にも昇る気持ちになりました(笑)

 

 

とはいえまだまだ簡単に事は運ばず(笑)

つづきます!