土曜日の朝、上野の東京都美術館へ
「デ・キリコ展」鑑賞しました
キリコの絵は好みの感じではないような気がして
行くか行かないか
迷ったのですが
「行って正解キリコを好きになった」というのが感想です
雑感の備忘録として記します
(文中の数字は展示作品に付された数字です)
何百枚もの自画像を描いたというけど
自己愛が強いから風景には誰も登場させないのか?
→当初の思いで展示をみていくうちに、この考えは無くなりました。
「ニーチェの思想に影響された」とキャプチャーにあったけど
確かにキリコは哲学者のようだ!
人物を描くとき、「手」がヘタ。
19「サラミのある静物」
→めちゃくちゃ「人」の気配を感じる。
20「哲学者の頭部がある形而上絵画」
21「横向きの彫像がある形而上絵画」
22「ダヴィデ」の手がある形而上絵画
→空間構成の天才
29 33 34
ヘクトルとアンドロマケを描いた作品
→感情と肉体は別・・・ということなのか
モノに感情が憑依するということなのか
43 44 谷間の家具
→どんな人が使う家具なのかを想像するだけで楽しい。
1919年にボルゲーゼ美術館でティツィアーノの作品に感動して
ネオバロックを描き始めたけど・・・ヘタ過ぎ
最晩年はネオバロックをやめて新形而上絵画へ移行
→全体にメッセージ性が強くなって鬱陶しいかな
87 89 神秘的な水浴
ドラム缶で水浴(?)する男とスーツを着ている男
「まるで社畜製造機」と見えてしまいました
90 ヘクトルとアンドロマケ(彫刻)
→コレがめちゃくちゃ良かった
ドラマチックでロマンチック
開催期間中、もう1回行っちゃうかも~~
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