北斎漫画の職人絵

傘作り部門
とりあえず 〆の一品( 'Д`)




猶略(なおりゃく?)
ナンノコッチャ?(^_^;)

調べても出て来ません(>_<)


さて
これは何をしてるのか?
て、なりますが


時代劇などでは
傘を傘らしく見せられる様にと
開いた時と同じ角度にします

あ、これ真っ赤な嘘です( 'Д`)

傘屋が傘を張る時は
傘自体を水平にして張ります( 'Д`)

こんな感じです( 'Д`)


で、今回は


傘に対して
体の向いてる方向が違います( 'Д`)

て事は傘張りでは無いかも知れん( 'Д`)

では、何をしてるのか?

よく見ると
傘の骨と骨との間辺りを左手の親指で持ってます

思うに
紙を張り、乾燥させた傘の折り付けをしているのではないか?
と、思います( 'Д`)


なんとなく
後ろ向いてる様にも見えます

後ろの人は


傘の骨際部分の折りを付けてます( 'Д`)


傘は開いて閉じてと形が変わります( 'Д`)

なんか喋りながらやってるのかも知れませんね( 'Д`)
 
 

少し余談ですが
傘の閉じ開きの機構は
日本に傘が伝来された頃(日本書紀では欽明天皇の頃とされてます)は
まだ閉じ開きのしない蓋(きぬがさ)と呼ばれる物でした

これが後に改良され
機械的機構を持った絡繰細工の傘 「からかさ」になったと言われます( 'Д`)
あ、からかさ の名の由来は他にも二つほど有りますので、また後日(^_^;)

こうやって 唐傘 となった傘
閉じ開きさせる為には
紙を山折り谷折りしなきゃいけません( 'Д`)

和傘は洋傘と異なり
傘を閉じた時には骨の内側に紙が畳み込まれて破れにくい構造になってます( 'Д`)

で、今回のスケッチでは


骨間の紙を谷折り V  方向に軽く曲げる作業

 


傘骨の際を綺麗に折り付けて山折り ∧ にする作業

かな?と思います( 'Д`)

実際の作業では
この骨際の折りを付けた後に
谷間の折りを付けます( 'Д`)

なので
上の絵は 

1  軽く谷折りにの方向に紙を畳み込む
2  骨際で山折りの方向に紙を畳み込む




って書いても分かりにくいですよね(>_<)


上の写真の様に
骨の部分を各山の頂点に
骨と骨の間の真ん中部分を谷の一番下に

VVVVVVVV
の様に各骨間を蛇腹に折っていきます( 'Д`)


もう数枚
傘作りのスケッチが欲しかったです(>_<)

  

この絵での特筆部分


2枚目の骨際の山折り

傘を立てて折ってます( 'Д`)

この作業の際
僕は傘を横にして折ります

昔はこうやってたのかなあ
気になるところです( 'Д`)

 
 
 


写真資料は


北斎漫画  VOL.1 江戸百態
画  葛飾北斎
発行者  安田英樹
発行所  株式会社 青幻社
発行 2010年

より( 'Д`)