道具考察( 'Д`)
 
  あくまでも知らぬが故に思う
  自身の考えと思い込みによる考察である
 
  
不定期に書いて行けたらとも思います( 'Д`)
 

  

--刃物--     小刀
  
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その昔、和傘屋がたくさん在った頃

傘屋が使う小刀に
「傘屋小刀」ってのが有りました( 'Д`)


竹細工にも使う
竹を扱うのに使いやすい道具

切出小刀では無い
別な刃物  傘屋小刀

悲しいかな
和傘屋がどんどん無くなり
共にこの小刀も作られなくなりました

工具屋さんや傘屋でさえ
この小刀を知る人も少なくなってます

見た事無い人も多いし
この小刀を探して工具屋さんを見つけては聞くようにしてます( 'Д`)
なかなか良いのが見つかりません(>_<)


僕は三分(約9ミリ幅)の物を使ってる
鋼は青紙の物
白紙は僕には使い難い


傘屋小刀は切出小刀より薄い
この薄さが意味を持つのだと思う

薄いが故に持ち難いので
竹で持ち手を作り使っている
全体の薄さのしなりを殺して
刃先部分のしなりを使える様にする意味にもなる

のだと思ってる(笑)


しなり と 硬さ

繊維を壊さず
繊維を殺さない

繊維を無駄に分断しない事は
少しでも壊れ難い骨を作る事に繋がる

のだと、思う( 'Д`)

 
 
なんやか
"思う"が多いな(笑)
 


悲しいかな

ちゃんと教えてくれる人も居なかったので
己の手指で感じながら考える事しか出来ない

間違いも多いのだろうし
思い違いも多いのかもしれない

ちゃんとした職人さんに問うた事も無い


いつか

ちゃんと

骨師さんや鍛冶屋さんに聞いてみたい


傘屋小刀の意味と使い方を…

ただ、これを使えと言われたとか受身な答えでは無い

伝える為の意味と答えを( 'Д`)


 
 
 
 
 
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少し追加  2018/03/23

傘屋小刀は通常の切り出し小刀とは薄さが異なる。

鍛冶屋さん、傘屋さんでも
現在その刃物の事を知る人は少ない(>_<)


以前、傘屋小刀の事を知ってる研ぎ師さんと話をさせて頂く機会が有った。
その時に、研ぎ方を教えてもらった。

残念ながらそちらでは傘屋小刀は扱ってないと言われた。

 
道具を探す時
見つからぬからと言って安直に鍛冶屋さんに作ってもらうって話しがたまにある。

頼む本人がその道具をちゃんと知って無ければ
出来た道具はマトモなものにはならない。

何をする為にどうしたいか?

それを伝えられてないのに作れる訳もない

鍛冶屋さんが勤勉でとても深くまで考えてくれるのならば良いけど
今では、そんな人は稀になって来ている。

ましてや、店頭で頼む時などは
作り手でもない店員さんに伝わろうはずもない(>_<)

下手をすれば、思い込み で作られてしまう。


道具は手指の先に位置する

意志の伝達の先に成るものを
意志を無くして作っても何ら意味などは無い

道具使いは
使う道具の意味を知り
何故?それを使う必要があるのか?
それを知る努力は必要だと思ったりします。

道具に使われるのではなく
道具の持つ力を借りて物を作るのが職人なのだから( 'Д`)