新学期が始まり、だいたいどこの中学校も1回目の定期テストが終了し、今週より答案が返却される頃です。
そこで、今回は
・定期テストの振り返り
・各教科の対策
・次のテストに向けて
の3点をまとめてみたいと思います。
①. 振り返りの重要性
定期テストの結果を振り返ることは、次回のテストに向けた重要なステップです。
振り返りを行うことで、自分の得意な部分と苦手な部分を明確にし、効率的な学習計画を立てることができます。
出来なかったところはできるように復習をし、できたところは引き続きできるようにしていきましょう。
② . 各教科の振り返りと対策
一般的に各教科の振り返りをしていきたいと思います。
各教科範囲は少し違うところもありますが、大まかな範囲で見ていきます。
<国語>
振り返り:
漢字・語彙:
問題として出題された漢字や語彙の範囲で、間違えた部分を確認します。漢字ドリルや教科書の範囲などで、書き取りや意味の理解が不十分だった箇所に注意を払いましょう。
読解問題:
文章の要点を捉える力が不足している場合は、もう一度文章を読み返し、出題者の意図やテーマを理解する練習をします。特に教科書範囲の文章は必ず読み込んでおきましょう。
対策:
漢字ドリル:
毎日少しずつ漢字練習を行い、確実に覚えていきます。書き取りだけでなく、意味も理解することが大切です。直前でも必ず1回はテスト範囲を通して書く・読むことが大切です。
読解力向上:
短い文章を読んで要点をまとめる練習を日常的に行います。また、学校の教科書以外の文章にも触れて、多様な文体や内容に慣れることも有効です。
<数学>
振り返り:
計算ミス:
数学で圧倒的に点数を落としてしまうもとになるものが計算ミスです。基礎的な計算でのミスが目立つ場合、基本の計算練習が必要です。
応用問題:
基礎基本が理解できていなければ、応用問題の取り組みは難しいです。応用問題の解き方が理解できていない場合、問題の解き方や公式の使い方を復習します。
対策:
基礎練習:
数学において、この基礎練習はとても大切です。毎日、計算問題を解く習慣をつけます。特に間違えた問題を中心に繰り返し練習し、ミスを減らすことを目指します。
どれだけ注意していても計算ミスは起こるものです。そのミスをできるだけ少なくできるように、日々意識しながら進めていくことが大切になってきます。
応用問題の練習:
応用問題集や過去問を使って、様々なパターンの問題に挑戦します。特に学校のワークのC問題やチャレンジ問題、教科書の章末問題等、学校で解いていない問題は必ず解いておくことをおすすめします。解けなかった問題は、解説を読み込み、解法を身に付けます。
英語
振り返り:
文法ミス:
文法の間違いが多かった場合、基本的な文法の理解が不十分です。
リスニング:
聞き取れなかった部分があれば、リスニングの練習が必要です。
特に中学1年生は初めての英語のテストになりますので、ここは早めの対策が必要になってきます。
対策:
文法の基礎固め:
教科書や参考書を使って、文法の基本をしっかりと復習します。特に間違いやすいポイントを重点的に学習します。
また、単語の暗記も必須です。テスト範囲の新出単語はかけることはもちろんのこと、教科書の本文暗記、いままで学習した単語の暗記等、コツコツと進めていきましょう。
リスニング練習:
日常的に英語を聞く習慣をつけます。英語の音声教材やオンラインリソースを活用し、リスニング力を鍛えます。
理科
振り返り:
実験問題:
実験の手順や結果の解釈で間違えた場合、実験の原理や手順を再確認します。
用語の理解:
専門用語の理解が不足している場合は、用語集などを活用して復習します。
対策:
実験ノートの見直し:
実験ノートを見直し、実験の手順や結果をしっかりと復習します。実験の目的や結果の解釈を理解することが重要です。特に、学校で実験をした場合は、率先して実験をするようにしましょう。
教科書で確認するよりも、実際に体験するほうがはるかに暗記します。
用語の暗記:
理科の専門用語を暗記するために、カードやノートを使って反復練習を行います。耳慣れない語句や新しいことも含め、一つずつ覚えていきましょう。
社会
振り返り:
地理・歴史の記憶:
地理や歴史の事実を忘れている場合は、再度覚え直す必要があります。
理解力:
社会の出来事や制度の理解が不足している場合、教科書を読み返して理解を深めます。
対策:
地図や年表の活用:
地図や年表を使って、地理や歴史の流れを視覚的に捉える練習をします。地図帳や年表を日常的に確認し、理解を深めます。暗記系はコツコツすることが大切です。毎日10分でもいいので、確認するようにしましょう。
出来事の因果関係の理解:
社会の出来事や制度について、その背景や因果関係を理解することを重視します。教科書の説明を読み込むだけでなく、関連するドキュメンタリーや本を読むことで、理解を深めます。
③. 次の定期テストに向けての計画立て
各教科の振り返りが終わったら、次の定期テストに向けての計画を立てましょう。
1. 学習スケジュールの作成:
定期テストまでの期間を逆算し、毎日の学習計画を立てます。毎日計画を立てても計画通り進められそうになければ1週間の計画を立ててみましょう。「この日はできなかったから次の日に少し多く時間を取って進めよう」など、1週間の中で調節することもできますので、おすすめです。
また、各教科にバランスよく時間を配分し、特に苦手な部分に多くの時間を割くようにしていきましょう。
2. 目標設定:
各教科ごとに具体的な目標を設定します。例えば、数学では計算ミスを半分に減らす、英語ではリスニングの正答率を80%にするなどの目標です。少し無理をすれば達成できそうな目標点数を設定することでモチベーションを高く保つことができます。
3. 学習方法の見直し:
効率的な学習方法を見直し、改善します。例えば、暗記カードを使う、グループで勉強するなど、自分に合った方法を取り入れます。学習してて集中力が途切れてきたら場所を変えて学習することも一つの手段で有効です。
4. 休息と健康管理:
学習だけでなく、適度な休息と健康管理も重要です。規則正しい生活を心がけ、テストに向けてのコンディションを整えます。ただ、「少し休憩」といい何時間も携帯やyoutubeをみることは避けるようにしましょう。「2時間勉強したから20分休憩」というように自分なりのルールを決めて頑張っていきましょう。
④. 継続的な学習とフィードバック
定期テストのためだけでなく、継続的な学習習慣をつけることが大切です。以下のポイントを意識して学習を続けましょう。
毎日の学習時間を確保:
定期的に学習時間を確保し、計画的に進めます。これはとても大切です。毎日学習することで、学習することが当たり前となり、ルーティーンになっていきます。学習することが当たり前になれば、理解も早くなり、点数も自然と上がってくることでしょう。
フィードバックの活用:
学校の先生や家族、友人からのフィードバックを積極的に受け入れ、学習方法や内容を改善します。
まとめ
第1回定期テストの振り返りを通じて、自己の学習状況を客観的に評価し、次回のテストに向けての準備を進めることが重要です。各教科ごとの振り返りと対策をしっかり行い、具体的な学習計画を立てることで、次のテストでの成果を上げることができるでしょう。継続的な学習と適切なフィードバックを活用しながら、目標に向かって努力を続けてください。
全員が次の定期テストで、自分自身の納得いく点数が取れることを期待し、願っています。