疣石(いぼいし)・いぼかみさまは、国道29号線との分岐点から国道429号線を京都府福知山市方面に約3km向かった国道脇にあります。
     疣石(いぼいし)    兵庫県宍粟市波賀町上野水谷    駐車場はありません 

疣石は以前はこの場所から少し離れた山すそにあったのですが、道路の改修工事のために現在地に移され祀られたとのことです。

石段を上がった先に、疣石(いぼいし)・いぼかみさまが、立て札がなければ、わからないですね~。

疣石の石碑は高さ210cm、幅80~100cm、石碑の前に自然石があり、中央に窪みのある石があります。地元の方のお話では~いぼとりのお願いの仕方は、窪みの溜まり水をいぼにつけ、後ろを振り返らないように帰る。2、3度お参りするといぼがとれる。~とのことです。

昔からの伝説では、昔むかし、水谷地区でよく働く年頃の娘さんが住んでいました。気がやさしく真面目で美人とあって地域の人気ものの一人でした。娘さんは日ごろは極めて平穏な生活をしていたが、ただ一つ辛いことがあった。それは、足の指先にイボができ、急いで歩くとすごく痛むことだったのです。ある日の夜、娘さんの夢路に清楚な身なりをした神様が現れ、「娘さんよ、足の指先にイボができ、歩くと痛むので困っているそうだね。いまから私の言うことをよく聞いてイボの取れる治療をしなさい。と お告げがありました。

奥水谷の道ばたに大きな岩がたっており、その岩の中央に窪みがあって、いつもきれいな雨水が溜まっている。その水を指先にできているイボにつけてみなさい。きっとイボがとれますよ。しかし、イボに水をつけたあとは決して振り返らず帰宅しなさい」との託宣があった。娘さんは、夜の明けるのを待って、神様がおっしゃった通りの大岩のあるところへ行き、岩の窪みに溜まっていた、きれいな水を足の指先のイボにつけ、振り返ることなく急いで帰宅した。そのあと同じことを数日繰り返し続けていたところ、すっかりイボが取れてなくなりました。

イボかみさま』のことを『イボ石』という題で「昔から水谷部落の人々は、誰かれともなしに“イボが出来るとイボ石のつぼの水をつけるとなおる”と言って、へこんだ石に溜まっていた水をいただきによくお参りしていたそうだ。石をおがんだ後、石が見えないようになるまでは、絶対に後を振り向かずに家まで帰らないといけない

    カメラ~次回を お楽しみに では またね~OK